[秋田・能代市]家族で、デートで楽しみたい!「スタンプラリーコレクション」 (2016/4/4 あんびるえつこ)
この記事は「広報のしろ ―お知らせ版― 平成28年3月25日号『地方自治体で初の試み!スタンプラリーコレクションに参加してみませんか』」を紹介し、コメントしたものです。
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子どもたちの進学、進級を前に、家の大掃除をしました。数々の思い出の品に混じって出てきたのが、七福神めぐりの御朱印です。子どもたちが小さい頃、七福神めぐりは我が家のお正月の恒例行事でした。七福神は、いずれも我が家から徒歩圏内のご近所なのですが、「御朱印」を集めて回るという“目的”があるだけで、何か特別なイベントになって、今でもいい思い出になっています。
そんな御朱印集めに似た効果が期待できそうなのが、スタンプラリーです。今回、秋田県能代市の『広報のしろ』で紹介されていたのは、現代版スタンプラリーともいうべきもの。何が現代版なのかというと、株式会社マピオンが運営する「ケータイ国盗り合戦」というアプリを利用したデジタル版の「スタンプラリーコレクション」であるというところです。
巡るのは、能代市が厳選した、市の魅力を満喫できる観光スポット。日本最大級の砂防林「風の松原」など海岸エリア中心の「海と風を感じるコース」、「道の駅ふたつい」など檜山・二ツ井エリアを中心に巡る「山と歴史に触れるコース」の2コースが用意されています。
各コースに設定された場所を訪れると、携帯端末で位置情報を登録でき、各所でスポットを獲得していきます。御朱印集めは集めることで「ご利益」が期待できますが、この「スタンプラリーコレクション」は各コースの全スポットを制覇すると、能代市ならではの賞品を抽選でゲットできることになります(http://www.city.noshiro.akita.jp/c.html?seq=10979)。
地方自治体による観光振興を目的とした「スタンプラリーコレクション」の活用は、能代市が全国初なのだそう。ご近所に住んでいる人なら、いつもの街をめぐる新たな“目的”として。観光で訪れた人には、ひと通りの観光コースを教えてくれる“ガイド”として。ベテランカップルはマンネリ化したデートを回避する“仕掛け”として…。いろいろな立場の人が楽しく利用できそうですね。
- [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
- [参考]広報のしろ ―お知らせ版― 平成28年3月25日号