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[茨城・取手市]議会会議録視覚化システムを試行導入 (2022/9/28 株式会社ぎょうせい

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※画像はイメージです

 茨城県取手市(10万7200人)議会は、「議会会議録視覚化システム」を試行導入した。同様のシステム導入は全国の自治体として初めてという。市と市議会では、アドバンスト・メディア社と「音声テック協定」を結び、行政事務効率化に資するICT化技術開発に取り組んでおり、今回のシステムはその一環として試行導入されるものとなる。

 議会会議録視覚化システムは、音声認識システム「AmiVoice」により、全文テキスト化された議会での議論内容を、独自の自然言語処理技術を用いて解析。単語の重要度や単語同士の関係性を解析し、頻出語や特徴語を抽出して「見える化」する。単語は、発話される頻度によって色やサイズが分けて表示され、気になる単語をクリックすることで当該議事録が表示され、関連する発言の全文を確認することができる。

 システムを利用することで、「議会開催日」「発言者」などで絞り込み検索が可能なため、課題の変遷や議員ごとの発言を分かりやすく確認できる。これまでの全文表示の会議録と比べて協議の関係性を視覚的に把握することができることから、市では議論の流れが理解しやすくなることを期待している。

(月刊「ガバナンス」2022年8月号・DATA BANK2022)

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株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。