[大分・中津市]消防団にIP無線機を導入 (2014/8/19 株式会社ぎょうせい)
大分県中津市(8万5500人)は、消防団にパケット通信網を利用して通話ができるIP無線機を導入した。
12年7月の九州北部豪雨で山国川が氾濫した際、消防団員は住民の避難誘導など災害現場で活動したが、消防団員と各支所、消防本部との連絡手段が個人の携帯電話以外なかったため、現場の状況が十分に把握できなかった。
そこで、ドコモのパケット通信網を使用し、エリア内なら全国で利用可能で、GPSにより位置情報も把握できるIP無線を導入することにした。導入した機種はボイスパケットトランシーバで、携帯型22台、車載型78台、計100台を導入した。
(月刊「ガバナンス」2014年8月号・DATA BANK2014)
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