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NYの視点:トランプ陣営とロシア政府の共謀説についての新情報 株式会社フィスコ 2017年6月7日
非営利系情報サイト「The Intercept」は、5月5日付けの米国家安全保障局(NSA)の機密報告書の内容を一部引用し、ロシア軍の情報機関が、2016年の米大統領選投票日の数日前に、選挙のソフトウェアベンダーにサイバー攻撃(ハッキングとみられる)を行ったと伝えた。ただし、NSAの報告書にはロシア軍によるサイバー攻撃が行われた有力な証拠などは含まれていないもようだ。
TOP-SECRET NSA REPORT DETAILS RUSSIAN HACKING EFFORT DAYS BEFORE 2016 ELECTION(The Intercept)
NSAの報告書では、ハッカーらは有権者リストを確認する機器を製造する民間企業や有権者の登録システムに直接関係する選挙システムなどをハッキングのターゲットにしていたと指摘している。ただし、この点についても報告書には具体的な証拠などは提示されていないようだ。
NSAの機密報告書がコミー前FBI長官の議会証言で何らかの参考資料として提出されるかどうか不明だが、今回の議会証言によってトランプ陣営とロシアとの共謀説が完全に否定されない場合、トランプ政権に対する市場の不信感は払拭されず、今後の政権運営にも影響が生じるとの見方は少なくない。
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