NYの視点:ECB定例理事会、ドラギ総裁はハト派姿勢維持か  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   フィスコ    >   NYの視点:ECB定例理事会、ドラギ総裁はハト派姿勢維持か

NYの視点:ECB定例理事会、ドラギ総裁はハト派姿勢維持か  株式会社フィスコ 2017年3月8日

関連ワード : 金融経済 

欧州中央銀行(ECB)は9日に定例理事会を開催する。経済やインフレには進展が見られるものの、ECBは政策を据え置き、年内いっぱい量的緩和(QE)プログラムを継続する方針を再確認すると見られる。

本年はフランスやドイツの総選挙を控えている。世界的なポピュリズムの台頭で政治的リスクが高まる中、ドラギ総裁は景気見通しリスクが下向きで、域内経済には依然金融緩和策が必要で、必要とあればQEを延長または拡大する準備があるとハト派姿勢を維持すると見られる。この会合では、今後3年間の成長、インフレの最新見通しが公表される。見通しが引き上げられるの明らかで、ドラギ総裁は、緩和策を維持する理由を明確にする必要に迫られる。

エコノミストはECBが来年1月から金融緩和縮小を開始し、最初の利上げは2019年半ばと見ているようだ。

<SK>

関連記事
NYの視点:米国貿易政策、保護主義シフトへの警戒感がくすぶる
【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(3)◆欧州に薄日差すか◆
NYの視点:ドラギECB総裁は長期にわたり警戒体制維持か
NYの視点:欧州でもポピュリズム台頭の気配で警戒感
【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(2)◆入国規制混乱と欧州の重石◆
株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
関連ワード : 金融経済