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政治から読み解く【経済と日本株】民進・玉木氏 :日銀は逆ザヤ防止のためにマイナス金利を深掘りしてくるのではないか 株式会社フィスコ 2016年9月20日
民進・玉木氏 は「もちろん日銀が債務超過に陥ったからといって、黒田総裁が答弁したように中央銀行である日銀が倒産するようなことはない。しかし、円に対する信認は大きく毀損し未曾有の円安になる可能性は否定できない。景気刺激策というより、日銀は逆ザヤ防止のためにマイナス金利を深掘りしてくるのではないか」とツイート(09/20)
日本銀行の金融政策決定会合では、量的・質的金融緩和策に関する「総括的な検証」が行われる。銀行収益を圧迫することなく、さらなる景気刺激効果が期待できる方向に金融政策の枠組みが修正される可能性がある。また、日銀は短期金利と長期金利の金利格差をより拡大させることを検討しているとの見方も出ている。
ただし、今回の会合では金融政策の変更はなく、マイナス金利の深掘りなどの追加緩和は次回(10月31日-11月1日)の金融政策決定会合で決定されるとの見方は少なくない。日銀は「予想物価上昇率(企業や家計の物価の先行きに対する見方)」の変化(物価上昇)を促すための追加緩和策を検討しているとの見方が出ているようだが、今回の会合で金融政策の現状維持が決まった場合、日本の金融政策は限界に近づいているとの懸念が広がることを一部の市場参加者は警戒している。
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