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政治から読み解く【経済と日本株】:秋元司氏「カジノだけが一人歩きしている」  株式会社フィスコ 2015年3月31日

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衆議院議員の秋元司氏が「今国会もIR法案提出へ。今回こそと言う思いです。カジノだけが一人歩きしているが、観光立国を目指す上で、ホテル、大会議場等の複合施設は必要です。国会延長なら可能?審議は私が所属する内閣委員会です。」とツイートしている。

統合型リゾート施設(IR)の整備を推進する超党派の「国際観光産業振興議員連盟」は昨日、国会内で総会を開き、日本人のカジノ施設への入場を制限する規定などを追加したIR整備推進法案を正式決定した。提出は4月中旬が想定されている。6月24日に閉会を迎える今国会での法案成立を目標としているようだが、秋元氏が述べている通り、これまでの流れを見る限り「カジノ」に注目が集まり過ぎて他の議論はおざなりとなっている様子だ。IR法案をカジノ法案と表現するケースが多いことから、IR=カジノといった構図が出来上がりつつあることが要因のようだ。

市場では国会開催とIR法案提出はセットのような格好となっていることから、今のところ影響は限定的となっている。仮に法案が成立してもカジノ関連といわれている銘柄が恩恵を享受できるのはだいぶ先の話となる。まさしく思惑先行だが、テーマ性としては少々手垢が付いた格好で物色が向かい難くなっている様子。

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株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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