トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   政治から読み解く【経済と日本株】:逢沢一郎氏「海外で稼いだお金を国内に還流させる動きが加速」
政治から読み解く【経済と日本株】:逢沢一郎氏「海外で稼いだお金を国内に還流させる動きが加速」 株式会社フィスコ 2015年2月9日
衆議院議員の逢沢一郎氏が「海外で稼いだお金を国内に還流させる動きが加速している。2014年は4兆円超に。過去最高。海外で儲けている。円安が追い風。国内にお金を戻すのは結構な事ですがそれを活かさないと。設備投資や賃上げ、下請けや納入業者にもバランスよく還元すべき。内部留保になったんじゃあ辛いです。」とツイートしている。
国際収支統計によると、日本企業は14年1月から11月にかけて海外で5兆8278億円の投資収益を上げ、このうち約65%にあたる3兆8153億円を国内に戻した。還流額は前年同期比では16%増加。14年通年では4兆円台に乗せる可能性が高い。財務省によると国内還流が最も多い事業は自動車。為替市場でドル・円が120円台まで円安に振れたことが大きな要因と見られている。
ここ20年は円高をヘッジするため海外に工場を作る動きが加速していたが、今年以降、生産拠点を国内に戻す機運が強まりそうな気配だ。年始にはキヤノン<7751>が新製品の生産を原則日本に戻すほか、パナソニック<6752>やシャープ<6753>が一部の生産を日本に戻すことを検討し始めたと伝わった。各企業の真意は不明だが、国内に工場が戻るとなると、設備投資や雇用などにはポジティブとの見方もできよう。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。