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政治から読み解く【経済と日本株】:「選挙アノマリー」と「荒れるSQ週の中日」  株式会社フィスコ 2014年12月9日

関連ワード : 衆院選 衆院選2014 金融経済 

昨日、日経平均が18000円台を回復した東京市場だが、本日は利益確定の売りが優勢となっている。直接的な要因として、昨夜の欧米株式市場が下落したことや為替の円安基調が一服となっていることなどが挙げられるが、市場関係者の間では、「週末のビックイベントを前に益出しの動きを強めているのではないか」との声が聞かれる。

週末のビックイベントの一つはもちろん、14日の衆議院選挙の投開票だ。市場で話題となった「選挙アノマリー」では、「解散から投開票日前までは買い」「投開票日後から1ヶ月間は売り」といったものだ。足元「選挙アノマリー」通りとなっていることからあながち無視はできない。

一方、もう一つのビックイベントは12日のオプションSQ。先物やオプションを手掛ける投資家が注視するSQ値(特別精算指数算出)を算出するわけだが、12月は売買が膨らむことから算出された数値はその後のベンチマークとして位置付けられている(3月、6月、9月も同じ)。SQ週は機関投資家など大口のプレーヤーによって上下に大きく振れることがよく見られ、今年は週の半ばに乱高下するケースが目立ったことから「荒れるSQ週の中日」と言うアノマリーもよく耳にする。中日は明日10日ということとなるが、両方の「アノマリー」通りとなれば、選挙の投開票前ということから売りを意識か。

<MT>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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