政治から読み解く【経済と日本株】：桜内文城氏「アベノミクスの失敗は明らか」 株式会社フィスコ 2014年11月18日
衆議院議員の桜内文城氏は「異次元の金融緩和への過度の依存により、円安に伴うエネルギー価格の上昇と貿易赤字の拡大を招いた。2四半期連続のマイナス成長で「アベノミクスの失敗」は明らか。我が党は次世代型「アベノミクス2.0」を提案する。」とツイートしている。
昨日の寄り前に発表された7-9月期GDP速報値は、想定を大きく下回るマイナスとなった。一部市場関係者は「10月31日の日銀によるサプライズ緩和に匹敵するインパクトがあった」とコメントしている。東京市場では解散株高のトレンドに水を差された格好となり昨日は大幅安となったが、利益確定の売りが入っただけとの観測から本日の日経平均は昨日の下落分を半分取り戻している。
早ければ本日の18時にも安倍首相は記者会見を実施し、「消費再増税先送り」及び「衆議院解散」を発表するとの見方。明日の日銀会合後に黒田総裁が記者会見を行う。はしごを外された感のある黒田総裁だが、これだけ数字が悪ければ「消費再増税先送り」止む無しといったところか。本日の記者会見で安倍首相が先月末の日銀追加緩和についてどういったコメントをするか注目。
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