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関空の外国人客数が日本人客数を超える  株式会社フィスコ 2014年10月22日

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新関西国際空港会社が20日に発表した2014年度4~9月期(上期)の運営概況(速報値)によると、関西国際空港を発着する国際線を利用した外国人旅客数が前年同期比31%増の約321万人と過去最高となり、1994年の開港以来初めて300万人を超え、日本人旅客数(約317万人)を上回った。これまでの最高は2013年度上期の約245万人。

9月単月の外国人旅客数も同34%増の約50万人となり31カ月連続で前年を上回った。日本人旅客数は同7%減の約57万人。単月では日本人旅客数の方が多かった。

関空を拠点にするピーチ・アビエーションなど格安航空会社(LCC)の就航増加や、タイ、マレーシアなど東南アジアを中心としたビザの発給要件の緩和、円安の進行などにより、アジアからを中心に観光客が増えたためと見られる。

政府は東京五輪開催の2020年までに訪日外国人数を現在の倍の2000万人とする目標を掲げており、同社は2015年3月までに国際線の免税店エリアを今年の3月に比べ1.4倍に広げる計画で、すでにロッテ免税店をオープンしている。その他、トイレやベビールームを美装化したり、待合用の椅子で携帯機器を充電できるようにしたり、ラウンジやシャワーを増やしたりと利便性を高める。また、ハリポタエリアオープンで人気のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や、外国人旅行者向けの消費税の免税制度が10月1日から大幅に拡大され、従来免税販売の対象となっていなかった消耗品(食品類、飲料 類、薬品類、化粧品類その他の消耗品)を含めたすべての品目が新たに免税対象となったことなどを追い風に、今後北米からの路線を増やすなどして、さらに外国人旅客数の増加を目指す。

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株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
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