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政治から読み解く【経済と日本株】:逢沢一郎氏「金融の世界もグローバル化」 株式会社フィスコ 2014年10月21日
衆議院議員の逢沢一郎氏が、「東京スター銀行がCTBTグループに。台湾民族最大手のグローバルバンクCTBT銀行が全株式を取得。日本と台湾がさらに太いパイプで結ばれた。6月5日より新体制に。金融の世界もグローバル化が進みます。いろいろな企業のチャレンジに、積極的に資金が提供されることを期待します。」とツイートしている。
外国銀行が邦銀を買収するのは初めてのこと。CTBTグループは米投資ファンドのローンスターなどの株主から総額約520億円で東京スター銀株を買い取った。CTBTグループは買収をきっかけに日本での事業を拡大する。富裕層向けの取引といったサービスを強化する方針を打ち立てている。
一方、長らく日本で展開していた米シティバンクは個人事業やカード事業の売却を模索している。新生銀行やメガバンクなどが第1次入札を終え、年内に第2次入札を実施し来年3月末をメドに事業売却を進めるとのこと。売却金額は総額で約300-400億円と東京スターの金額を下回る公算。売却を契機に既存の顧客層が他の外資系金融に流れる可能性が懸念されているもよう。保有する1兆円分の米ドル預金が確保できるか読めないことで入札する金融機関も難しいデューデリジェンスを迫られているようだ。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。