トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   政治から読み解く【経済と日本株】:山井和則氏「年金運用のリスクについて議論」
政治から読み解く【経済と日本株】:山井和則氏「年金運用のリスクについて議論」 株式会社フィスコ 2014年9月11日
衆議院議員の山井和則氏が「今日は厚労部会。危険ドラッグ規制の対策と、年金積立金の株式やベンチャー企業への投資による年金運用のリスクについて議論。危険ドラッグ規制強化は急務。また年金保険料の積立金を株価を上げるために、どんどん株式に投資するのは問題。」とツイートしている。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しが今月発表される予定のため、足元、年金系に関する思惑が市場の話題となっている。既にGPIFは買っているのではないかとの声もあったが、3月末時点と6月末時点との国内株の割合を見る限り、動いている気配はほぼ観測されていない。
今後、GPIFの改革に積極的な塩崎厚生労働相が音頭をとっていくことが期待されるが、塩崎厚労相は、「じっくり時間をかけて改革を進める」といったスタンスを取っていることで、性急な運用見直しなどは実施しないとの見方。年金はかつてバブル崩壊後「年金系の高値掴み」と揶揄されたこともある。足元の日経平均のPERは16.0倍と90年代のPKO実施時(約70.0倍)とは大きな違いはあるが、闇雲に日本株を買いにいく動きだけは回避してもらいたい。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。