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喫煙率が1965年の調査開始以来初の20%割れ 株式会社フィスコ 2014年7月31日
日本たばこ産業(JT)が30日発表した喫煙者率に関する調査によると、2014年5月時点の全国の喫煙者率は、前年より1.2ポイント低い19.7%と19年連続で前年を下回り、1965年の調査開始以来、初めて20%を割り込んだ。
男女別では、男性は1.9ポイント減少して30.3%と23年連続で過去最低を更新、女性は0.7ポイント減少して9.8%と初めて10%を切った。喫煙者率に基づく喫煙人口の推計値は、136万人減の2059万人となった。健康志向の高まりに加え、4月の消費税率引き上げに伴う値上げや喫煙をめぐる規制の強化が要因とみられる。JTによると、喫煙者率が最も高かったのは1966年の49.4%で、同年は男女別でも男性が83.7%、女性が18.0%とともに最多だった。
一方、30日に発表されたJTの2014年4~6月期連結決算は、売上高に相当する売上収益が前年同期比1.6%増の5564億円、最終利益が8.2%増の1061億円と増収増益となった。 3月までの駆け込み需要の反動減と喫煙者率の減少を見事に跳ね返した格好だが、今後もたばこ離れが加速していくと、たばこ事業には厳しい状況が続くと思われる。 <YU>
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