政治から読み解く【経済と日本株】：維新今井氏「アメリカ株は史上最高値を更新」 株式会社フィスコ 2014年5月12日
日本維新の会の今井雅人衆議院議員が、菅官房長官が株安の背景として「世界経済見通し修正やウクライナ情勢」との見方を示したことに対して、「アメリカの株は史上最高値を更新しているのだから、これは全く説明になっていない」とツイートしている。
先週末の米国市場ではNYダウが終値ベースで史上最高値を更新した。こうした表現を用いると高値更新の強い動きと感じるが、実際は高値圏で上値の重い展開となっている。一方、ハイテク関連銘柄が多いナスダック指数は相対的にさえない動きを見せている。とはいえ、官房長官のコメント通り、ウクライナ情勢への懸念が日本株の下落要因であれば、世界的なリスク回避の高まりからNYダウが高値圏でもみ合うことはありえない。やはり、政策実行力などへの懸念といった日本特有の事象が足元の株安の背景にはありそうだ。
＜MT＞
-
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
