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政治から読み解く【経済と日本株】:川内博史氏「「安全審査」は使うべきではない」 株式会社フィスコ 2014年3月13日
民主党の川内博史前衆議院議員は、「原子力規制委員会が、川内(せんだい)原発の「安全審査」を優先的に進めることを決めたそうだ。マスコミは、言葉の使い方に注意して欲しい。今、行われている審査は安全を担保するものではないということを、規制委員長が言っているのだから「安全審査」という言葉を使うべきではない。」とツイートしている。
どのメディアの記事にも「安全審査」のワードが見られるが、早ければ5月にも審査に合格する可能性があるとのことで、九州電力の川内原発が夏にも再稼働1号となる公算が大きくなったようだ。規制委の田中俊一委員長は、「対象となった原子炉は審査合格の見通しが立ったもの」との認識を示している。また、田中委員長は会合において、川内原発は「大きな審査項目をクリアした」などとも発言したもよう。
規制委は再稼動の可否の判断は行なわず政府に決定権がある。先月下旬に公表された政府案の「エネルギー基本計画」では、「原子力規制委で安全性があると判断してから再稼動を進める」と明記されている。その規制委の会合で「審査項目をクリア」と伝わっていることから、川内原発の再稼動はほぼ確定との見方だ。 <MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。