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政治から読み解く【経済と日本株】:民主大西氏「事前収賄にも発展するケース」 株式会社フィスコ 2013年12月19日
民主党の大西健介衆議院議員は、猪瀬氏が徳田虎雄氏との面会で東電病院取得の意向を聞いていたとの新聞報道に対して、「猪瀬知事が徳州会から5千万円を受け取った問題で、二転三転する答弁を厳しいなぁと見てきましたが、これはアウトでしょう。東電病院払い下げに関する話が出ていたとしたら、事前収賄にも発展するケースです。選挙資金を収支報告書に掲載していしていなかったという話とは質が異なります。今後、都議会での追及の場も総務委員会から、百条委員会に移ることになります。」とフェイスブック上でコメントしている。
猪瀬東京都知事が徳州会グループからの5000万円受取り問題で窮地に立たされている。本日は高村自民党副総裁が「職務権限に関係する仕事をする人から大金を受け取った外形的事実だけで、出処進退を決断するのに十分」と述べるなど、猪瀬氏は東京オリンピック招致の栄華から数ヶ月で強烈な逆風下に置かれた格好だ。
一方、高村氏は「決断が遅れると、都知事として五輪招致に成功した功績が台無しになる」とも述べている。このコメントを聞く限り、猪瀬氏の功績を称えた上での辞職要求といったニュアンスか。 今後は大西氏が述べている通り猪瀬氏追及の場は「百条委員会」に移ることとなりそうだ。百条調査権という調査権を有しており、発動に際しては、証言・もしくは資料提出拒否に対して禁錮刑を含む罰則が定められているなど、総務委員会とは比較にならない厳しい追及の場となろう。年明けには都知事候補者の名前が飛び交っている可能性もあるか。 <MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。