郵便料金約20年ぶりの値上げ 株式会社フィスコ 2013年12月4日
11月29日に政府が25グラムまでの定形郵便物(手紙)の上限料金を80円から82円に引き上げる省令改正を了承したことを受け、日本郵便は2日、来年4月1日の消費増税に伴い、郵便料金を引き上げることを総務相に届け出、同日発表した。
通常はがきは50円から52円に、25グラムまでの定形郵便物(手紙)は80円から82円に値上げする他、定形外郵便物の一部や速達、書留、ゆうパックなどの料金・運賃も値上げする。
定形外郵便物については、50グラムまでは120円、100グラムまでは140円に据え置かれるが、100グラム以上のものは重さに応じて5~30円引き上げられる。
郵便料金値上げは約20年ぶりだ。 消費増税に伴う値上げというには値上げ率が一律でないところが腑に落ちないという人も多いだろう。また、通常はがきに2円切手を貼ったり、持っている切手に少額切手を追加で貼ったりしなければいけなくなるのも面倒だ。
このような値上げをするからには、郵便物の遅配や誤配、不配(廃棄など)などの不祥事はなくしてもらいたいものだ。 なお、郵便料金の変更に伴う新料額の普通切手及び郵便葉書等の発行等については、6日以降発表される。
また、ゆうちょ銀行も他行の現金自動預払機(ATM)での払戻手数料など各種料金を値上げする。 <YU>
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