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中国にとって体力を使う持久戦に、防空識別圏でのエスコート頻発も 株式会社フィスコ 2013年11月28日
中国政府が独自に防空識別圏を設定した意図について、さまざまな憶測が流れている。
米国防省は識別圏設定直後の25日、B52爆撃機2機を圏内に派遣。これに対する中国側の反応は全工程を適切にモニターしていたというものだったが、当面はこうした“様子見”が続くとの意見が目立つ。
識別圏の設定で中国軍によるスクランブル発射(緊急発進)の回数が増えるものの、日本や米国の航空機に対して退去や着陸は要求しない公算が大きい。中国が防空識別圏から他国の航空機を追い出す権限はなく、当面の出方としては外国機の“追跡(エスコート)”になるとみられている。
中国専門家によると、同国は「米国が1機派遣すれば、こちらは2機派遣する。さらに1000機が控えている」との態度を示す可能性があるという。中国にとっては体力を使う持久戦になりそうだ。 <RS>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。