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膨張する「LINE」、ユーザーが3億人超 株式会社フィスコ 2013年11月27日
スマートフォン(多機能携帯電話)で無料通話・メールができるアプリを提供している「LINE(ライン)」は25日、登録ユーザーが世界で3億人を超えたと発表した。
LINEは、2011年6月23日にサービスを開始。今年7月に2億人を超えてから、約4カ月でさらに1億人増え、サービス開始から2年5カ月で3億人を突破したことになる。
韓国、日本、中国、タイ、台湾、南米など世界約230カ国・地域に展開しており、日本国内の利用者はスマートフォン契約数とほぼ同じ約5000万人と横ばいだが、フィンランドの携帯電話機大手「ノキア」のスマートフォンに標準機能として組み込まれたことからヨーロッパなどでの利用者が増えた。また、最近はスペインで人気となり、そこからメキシコなど他のスペイン語圏に広がったことで、利用者の増加ペースは加速し続けている。さらに、スマートフォン市場が急速に伸びているインドでも、言語対応や現地の著名人を起用した限定スタンプを提供するなど本格的な展開を開始し、3カ月でインド国内の利用者は1000万人を突破、年内2000万人突破も視野に入っている。
今後もコンテンツやゲームなどの現地化を進めて市場開拓を急ぎ、次の目標として2014年中に5億人を目指す。
また、株式上場については可能性の一つとしてあり、東京証券取引所のほか、海外市場での上場を含めてさまざまな可能性があり、それを探りながら検討しているとした。
一方、順調な利用者拡大の裏に、いじめや犯罪の温床との批判も見られる。逆境をはねのけどこまで成長を続けていけるのかに注目したい。 <YU>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。