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政治から読み解く【経済と日本株】:維新の田沼氏「真の改革実行へ」 株式会社フィスコ 2013年11月15日
日本維新の会の田沼隆志衆議院議員は、7-9月期GDP速報値が実質・名目とも4期連続プラスとなったことに対して「プラスはプラスだが、ギリギリ…やはりアベノミクス3本目の矢、成長戦略の中身のなさが、徐々に判明しつつある気がします。真の改革実行へ、政権に迫りたいと思います。」とツイートしている。
本日の8時50分に内閣府が発表した7-9月期のGDP速報値は、物価変動の影響を除いた実質GDPが4-6月期に比べて0.5%増と成長率は4四半期連続でプラスになった。年率換算は1.9%増と市場予想(同+1.6%増)を上回る内容に。ただ、公共投資や住宅投資の増加による堅調な伸びが確認できたことはサプライズだが、4-6月期(年率3.8%増)と比較すると減速感は否めない。
来年4月には消費増税を控えていることなどから成長戦略の実行力が今後大きく問われることとなる。安倍首相は今国会を「成長戦略実行国会」と位置付けているが規制緩和の先送りなどが目立つ点は懸念材料か。今回伸び悩んだ個人消費は足元の株価上昇一服などの影響もあろう。株価の一段高を目指すには海外勢の買い意欲を引き上げることが必須となる。そのためには海外勢の期待感が高い積極的な規制緩和を推し進める姿勢がマストと言えよう。 <MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。