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台風被害のフィリピン、中国の支援額に批判の声 株式会社フィスコ 2013年11月14日
台風30号の直撃で甚大な被害を受けたフィリピンに対し、各国が相次いで人道支援を申し入れている。
一方、中国の支援額に批判の声が浮上している。中国外交部は今週11日、総額10万米ドル(約992万円)を支援するほか、医療チームも派遣する方針を示した。ただ、諸外国や直近の中国の海外支援額に比べ、支援額が少なすぎると指摘された。これに対し、外交部は、南シナ海の領有権問題でフィリピンとの対立が激化していることとは関係ないと回答した。
とはいえ、領有権問題が過熱していなかった2011年のフィリピン熱帯性台風被害に対し、中国政府は計100万米ドルを援助していた。また、今年9月のパキスタン南西部の地震被害に対し、中国は150万米ドルを支援した。これら支援実績に比べ、今回の支援額が少なすぎると言わざるを得ない。なお、今回の台風被害で1万人以上の命が奪われたと報じられている。<ZN>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。