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政治から読み解く【経済と日本株】:柿沢氏「12年前、都議会にて」 株式会社フィスコ 2013年11月13日
無所属の柿沢未途衆議院議員は「国際観光産業振興議連(IR議連)総会。カジノのみならずエンターテイメントやコンベンション、ショッピングを含めた統合型リゾート(IR)を日本で可能にする法案と制度設計の基本的考え方を合意。12年前に私が都議会で石原知事に質問した事がいよいよ現実になりつつある。会場は黒山の人だかり。」とツイートしている。
昨日は自民党の武井議員がカジノに絡んだコメントを残すなどカジノ関連のコメントが連日散見されている。通称カジノ議連こと国際観光産業振興議員連盟は自民、民主など135名の国会議員が名を連ねており、安倍首相が最高顧問となっている。同連盟はカジノ合法化による観光産業の振興を行うとされているが、実はカジノだけではないとのことから正式な略称はIR(Intergrated Resort)議連となっている。
同連盟は社民、共産を除く超党派でIR議連は構成されているが、最高顧問には安倍首相のほか、麻生太郎財務大臣、石原慎太郎日本維新の会共同代表、小沢一郎生活の党代表と重鎮が揃い踏みといった状況。4名の最高顧問が一堂に顔をそろえる日があるのかわからないが、まさに超党派といった陣営と言えよう。
事務局次長を務めている柿沢氏の「12年前に・・・」という件は、柿沢氏が都議会議員時代に行なった東京都議会での質疑応答を指すと思われる。「平成十三年東京都議会会議録第十二号」にその内容が記録されているが、その際の東京都知事はもちろん石原氏である。今後、マカオやラスベガスのようなカジノを中心とした一大リゾート施設建設などの構想が実現すれば、時期にもよるが東京オリンピック開催を前に特需発生の可能性も。 <MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。