【2015年報道の自由度ランキング】日本はまた後退で61位、トップはフィンランド  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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【2015年報道の自由度ランキング】日本はまた後退で61位、トップはフィンランド  ネット選挙ドットコム 2015年2月16日

59位から61位に

パリに本部を置く国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」は12日、世界180カ国・地域を対象とした「報道の自由度」に関する2015年のランキングを発表した。

日本は順位を2つ下げ61位。2013年は53位、2014年は59位と毎年ランクダウンしている。韓国も同様で、2013年は50位、2014年は57位、2015年は60位という結果だった。

1位は昨年と変わらずフィンランド、次いで2位ノルウェー、3位デンマーク、4位オランダ、5位スウェーデンと続く。

国家安全保障が弾圧の口実に

世界中で武力紛争や国家による弾圧が拡大され、ジャーナリストの仕事が妨害される傾向にある。極めて困難な状況下にあるウクライナは129位(2014年:-2)、シリアは177位(0)、イラクは156位(-3)、イスラエルは101位(-5)、パレスチナは140位(-2)、南スーダンは125位(-6)という結果だった。

また、国境なき記者団によると、多くの場合「国家安全保障」が弾圧の口実になっているという。ロシアやタイ、カザフスタン、エジプトなどがその例だ。

下位4国は変わらず

報道の自由度が最も大きく後退した国はアンドラで、昨年5位から32位にランクされた。反対に最も改善した国はモンゴルで54位。昨年88位から34も順位を上げた。

欧州で順位が一番悪化したのはイタリア。昨年24位から73位に転落。多くのジャーナリストがマフィアの圧力に屈したと判断されたようだ。

下位を占めたのは、中国176位(-1)、シリア177位(0)、トルクメニスタン178位(0)、北朝鮮179位(0)、エリトリア180位(0)だった。

▼外部リンク

2015年 報道の自由度ランキング
http://index.rsf.org/#!/

WORLD PRESS FREEDOM INDEX 2015: DECLINE ON ALL FRONTS
http://en.rsf.org/world-press-freedom-index-2015-12-02-2015

提供:ネット選挙ドットコム