【衆院選】自民・公明の圧勝を受け、ドイツメディアの報道 ネット選挙ドットコム 2014年12月18日
14日に行われた衆院選は、自民・公明の与党が衆院の3分の2を超える326議席を獲得し圧勝した。
24日に首相指名選挙のための特別国会が召集され、同日中に第3次安倍内閣が発足されると見られる。安倍晋三首相は、2015年度予算を編成するため、全閣僚を再任させる方針。
この結果を受けたドイツメディアの反応はというと、14日付シュピーゲル誌オンライン版では「日本の首相であり原発推進派の安倍氏の光り輝く勝利」と題して報じた。「光り輝く」の「strahlen」は「放射能を出す」という意味もあり、皮肉ったタイトルとなっている。
記事では、安倍氏が2015年初めに原発2基を再稼働する意向であるということが記されている。また、アベノミクスの失敗や2014年4月からの消費税率引き上げにもかかわらず、自民党が圧勝したのは、弱い野党が問題だとしている。多くの有権者にとって、現政権が継続する以外、選択肢がなかったと分析。
14日付ヴェルト紙オンライン版では「安倍晋三氏はますます強権に」と題し、極めて低い投票率での圧勝や安倍氏による政権継続について報じている。
さらには、安倍氏は「やりたい放題」であると、日刊ゲンダイの記事を引用。また、
と指摘している。
▼外部リンク
シュピーゲル誌:Japans Premier und Atomfreund Abe: Strahlender Sieger
http://www.spiegel.de/politik/ausland/1008441.html
ヴェルト紙:Shinzo Abe wird immer mächtiger
http://www.welt.de/politik/ausland/article135363117/
安倍晋三 公式サイト
http://www.s-abe.or.jp/