【佐賀】玄海町長選、原発推進派の現職・岸本氏が3選を果たす! ネット選挙ドットコム 2014年8月7日
脱原発派は86票と振るわず
佐賀県東松浦郡玄海町で任期満了に伴う町長選が3日、行われた。同日投開票の結果、現職の岸本英雄氏(61)が3選を果たした。
選挙では当選した岸本氏と新人で前町議の中山敏夫氏(59)、自営業の山口徳信氏(63)の3人が激しい戦いを繰り広げた。投票率は80.69%。
玄海町には九州電力玄海原子力発電所が立地しており、福島第一原発事故後、初めての町長選となった。選挙戦では、玄海原発1号機の廃炉問題や3、4号機の再稼働問題などに関心を集めたが、原発推進派の岸本氏と中山氏は、それぞれ2099票、1769票を獲得。一方で、脱原発を掲げた山口氏はわずか86票しか獲得できなかった。
原発再稼働に向けて
岸本氏は4日、記者会見で九州電力玄海原発の再稼働について「反原発への支持が少なかったことからも、町民は再稼働に対し、理解を示していることが分かった」として、年度内の再稼働に向けて期待を膨らませた。
また、再稼働された場合に、原発の過酷事故に備えた自衛隊誘致の考えを示した。町内に自衛隊の拠点を置くと、町民の避難対応や事故対応に役立つとみているようだ。岸本氏が自衛隊誘致に関して、正式に表明したのは今回が初めて。
▼外部リンク
玄海町のホームページ
http://www.town.genkai.saga.jp/home.html