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【政治】安倍総理「憲法解釈変更は与党一致で」  ネット選挙ドットコム 2014年5月12日

「時期ではなく、与党一致が重要」

ポルトガル訪問中の安倍晋三首相は3日夜(日本時間4日未明)、集団的自衛権の憲法解釈の変更について、「時期ありきではなく、与党で一致することが重要。時間を要することもあるのだろうと思っている」と同行した記者団に語った。

今の国会の会期内にはこだわらない考えを示すことで、閣議決定に慎重姿勢を取る公明党に配慮した姿勢を見せ、改めて、行使容認に慎重な公明党との合意を前提とする認識を示した模様。

今後の見通しは

実際の閣議決定の時期について、安倍総理は、「いつまでにという時期について明示することは控えた方がいい」と具体的な言及は避けたが、私的諮問機関である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)の報告書提出については、12日の週にも提出予定だと語った。

また、集団的自衛権の行使容認に向けた政府方針についても「政策的方向性を示すことはない。法制懇から(報告書が)出て、ご検討をお願いするということになる」と指摘、まずは報告内容を踏まえた論点整理から始め、与党の議論を見守る姿勢を強調した。

集団的自衛権の憲法解釈の変更については、3日にNHKで開催された与野党の討論会においても、公明党の北側氏が「個別的自衛権や警察権で対処できることが多い」と慎重姿勢を崩しておらず、まだ、調整には時間がかかりそうだ。


▼外部リンク

首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/

提供:ネット選挙ドットコム