【龍馬プロジェクトリレーコラム/若手政治家が考える「やっぱり議員になってよかった」】
第31回 本気の思いがまちを変える! (2014/1/10 中村圭介/龍馬プロジェクト全国会 北海道・東北ブロック長)
「地方から日本を変える」を合言葉に、日本全国の国会議員や地方議員などが超党派で集まった『龍馬プロジェクト』。政治山では、龍馬プロジェクトの思いに賛同した若手議員によるリレーコラムを連載しています。「やっぱり議員になってよかった」の第3回は、米沢市議会議員で龍馬プロジェクト全国会 北海道・東北ブロック長の中村圭介氏による「第31回 本気の思いがまちを変える!」をお届けします。
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普通のサラリーマンがなぜ議員を目指したのか
小さいころから漠然とではあるが、人の役に立つことがしたかった。人から感謝されることが何よりうれしかった。高校卒業時の就職活動に失敗し人生で初めて挫折を味わう。その反動からサラリーマン時代は出世と名声を求め、がむしゃらに働き続けた。30歳に移り住んだ仙台で人生の転機を迎える。都市と地方の格差を痛感し、また同世代は将来に夢を描けず、希望を失いかけていた。地元米沢を調べていくにつれて、右肩下がりに減少し続ける人口、逼迫(ひっぱく)した財政状況にあることが分かる。同世代に夢と希望を与えたい!全国に誇れるまち「米沢」をつくりたい!昔抱いていた【人の役に立ちたい】という思いがこみ上げ、抑えきれなくなり市議への立候補を決意する。地元で政治活動を進めていく上で、政治家のイメージが地に堕ちたことを実感する。自分が先頭を切って政治家の信頼回復に努めていきたい、それ以上に政治に対する国民意識を変えたいと強く決意する。
やっぱり議員になってよかった
議員当選後は、多くの人、団体の方々と関わる機会をいただき、市が抱えるさまざまな課題や問題点を肌で感じることができました。議会にてその課題、問題点を改善すべくさまざまな視点から質問、要望することで改善されていくさまを目の当たりにでき、大変やりがいを感じます。(若者移住促進事業、公式フェイスブックの運用など)
また、行政のプロである市役所の職員と議論を深めるためには、さまざまな知識を身につけるのはもちろんのことですが、日々進化する幅広い分野の最新情報を得るための勉強は欠かせません。今でも時間のやりくりに苦労していますが、勉強を通じて視野や見識が広がることは自分にとって一生の財産となるはずです。
しかし、すべてがうまくいくわけでもありません。提案や要望が採用されるにはそれなりの時間を要します。自分の意に反する予算を修正、否決するにも議員の過半数を超える議決が必要です。自分の思い通りにはそう簡単にはいきません。喜びと常に隣り合わせで悩みや苦労が絶えないのも事実。今思えば、こういった経験を積みながら市政運営に関わっていることが「議員になってよかった」と感じることができる一番の理由かもしれません。
「政策の実現は2期目以降」よくこんな言葉をいただきます。期数を重ね、発言力を高めることが議員にとって重要なことと認識されているのかもしれません。確かにそれも一理ありますが、本当に重要なことは情熱をもって真摯(しんし)に課題に取り組むこと。現に、米沢市においても新人議員や若手議員の提案、要望が積極的に反映されています。
思いは必ず伝わります。思いは人を動かします。思いはまちを変えます。
その強い思いを持って地元米沢から我が日本を変えるべく、残りの任期、精いっぱいがんばります。
- 著者プロフィール
- 米沢市議会議員 中村 圭介(なかむら けいすけ):1978年4月4日、山形県米沢市生まれ。高校卒業後、地元で建設業に従事。その後、住友不動産販売(株)へ入社。宮城県仙台市での活動を通じ、都市と地方の格差を痛感し政治家を志す。2010年10月帰郷、同級生を中心とした同世代の仲間で後援組織を設立。2011年4月の地方統一選挙に初当選。
HP:米沢市議会議員 中村圭介のオフィシャルサイト
ブログ:【米沢維新33】米沢市議会議員 中村圭介のブログ
facebook:nakamura33keisuke
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