[埼玉・北本市]【働く女性の注目記事】安心してください、使えますよ、AED (2016/1/7 橘高子)
この記事は「広報きたもと 平成28年1月号『普通救命講習1 .講習』」を紹介し、コメントしたものです。
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最近では学校やデパート、駅の中でも見かけるようになったAED。みなさんもきっとどこかで目にしたことがあると思います。AEDとは自動体外式除細動器のことで、強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えて心臓の状態を正常に戻す器械です。誰でもこの器械を使って救命活動を行うことができるのですが、いざという時、自信を持って使えますか。
私は数年前、30代後半で自動車免許を取りました。その時に救命の授業があり、実際にAEDを使った講習を受けました。声をかけて意識を確認する方法から、身体への着け方、作動させる方法を学び、これでいつか人の役に立てるかもと思っていたのですが、講習の1年後くらいだったでしょうか、バイクの事故現場に出くわしました。幸い、バイク仲間の方が冷静に行動して救急車を呼んでくださり、怪我をした方は一命を取り留めましたが、私は、情けないことにおろおろするばかりで本当に何一つできませんでした。それ以来、自分はどうすべきだったのかを考えています。
今回、「広報きたもと」で「普通救命講習1 .講習」の記事を見つけました。この講習では対象地区在住または在勤の中学生以上の方にAEDを用いた心肺蘇生法と大出血時の止血方法を無料で教えてくださるそうです。他の自治体でもこのような講習を行っているところがあると思います。「安心してください、使えますよ」と言えるようにしておくことで、「助かる命」が救えるかもしれません。救命講習、受けてみませんか。
- [参考]広報きたもと 平成28年1月号