【政治家動画/青森県】
政治家tube 青森県知事選挙(2015年6月7日投票)大竹進氏 課題や重要事項 (2015/6/2 政治山)
<メッセージ全文>
- 名前
- 大竹 進
(おおたけ・すすむ) - 新旧
- 新人
- 生年月日
- 1951年3月8日
- HP
- ホームページ
自治体が消滅するのは住民が夢を失った時
青森県だけではなく、人口減少が問題になっています。「各自治体が消滅するぞ」と脅しをかけられています。「増田レポート」というデータに基づいて、消滅しそうな市町村に黒い網掛けがされています。しかし、私はこの人口減少によって自治体は消滅しないと考えます。人口が減るだけでは自治体は消滅しません。自治体が消滅するのは、そこの住民が夢や希望を失った時ではないかと思います。全国には人口が少なくても、小さくても輝く自治体がたくさんあります。
例えば、宮崎県西米良村では、若者たちの田園回帰が起こっていると言われています。なぜかというと、「ワーキングホリデー事業」というのをやっています。どんな事業かというと、都会の若者に1週間無料で滞在してもらう。そして、3日間だけお給料を払わずに農作業を手伝ってもらう、残りの3日間は観光を楽しんで帰ってもらう。それを繰り返すことによって、若者たちが田舎の良さ、農業の素晴らしさを学んで、今度は農村に帰ってきてくれる。ぜひ来年のGWには、「青森県版ワーキングホリデー事業」を展開しながら、都会の若者に来てもらいたいと考えています。
「地域で循環する経済」そして「目指せ120歳」
雇用の問題では、大企業を呼んで雇用をつくる、というような政策が言われていますが、今まで成功したことはありません。このような政策では、青森県の循環する経済を作っていくことはできないと思います。私たちは、「地域で循環する経済」を目指しています。一つは、医師千人を増やす、そのことによって看護婦さんや事務職員や技師さんを増やすことにより、医療、介護等、社会保障の場の雇用を増やすことが可能だと考えています。
もう一つは、高齢者が増えていくので大変だ、という見方がありますが、元気な高齢者が増えていけば、全く問題はありません。大竹政権では、「目指せ120歳」です。100歳までは痛くても畑に行って仕事をしてください。100歳過ぎたらご隠居さんして120歳を目指してください。そんな元気な高齢者になってほしいと思っています。自治体が消滅するのは夢がなくなった時です。ぜひ、夢を持ちながら小さくても輝く自治体を作っていきたいと思います。
TPP反対 農協を守る
農業の問題、やはり青森県の基幹産業は農業ですから、農業分野で皆さんに元気に働いていただくことが大事だと思っています。今、TPPが最終段階を迎えていると言われていますが、昨年の選挙で、みんなが反対と言っていたのに、米10万トン輸入するのか、20万トン輸入するのか、という議論になってしまっています。私はブレずに、TPPに反対していきます。そして、農村を守り、地域で総合的な事業を展開する農協を守っていきたいと思っております。
安倍政権は、農協を潰す、農業共済やJAバンクを潰そうと考えていますが、私たちは総合事業を行っている農協をしっかり守っていきたいと考えています。今、農業に参入する若者も増えています。2013年、青森では70人の若者が農業以外から農業に参加してきました。ぜひ、この人たちを支援できるような県の政策を作っていきたいと考えています。
「攻めの農業」と言われていますが、実はこの10年間で農水産業の予算は2分の1に減ってしまい、575億円になっています。農業、教育や医療は社会的共通資本だと考えています。そこに対しては、市場原理を導入するのではなくて、十分なお金を投入していく必要があるだろうと思っています。「攻めの農業」と言うなら、予算はしっかりつけるべきです。今のように、半分に減らしてしまうのでは「攻められている農業」になっているのではないかと思います。農村にはたくさんの宝物があります。ぜひ、農村がもっと活気づく、その宝探しをしながら元気な農村を作っていきたいと思っています。
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※メッセージ全文は、学生団体「選挙へGO!!」が動画の内容を文字に起こしたものです。
読みやすくする目的で、文体を統一したり、改行を入れた部分があります。
この動画は、「日本青年会議所 青森ブロック協議会」が5月20日時点で2015年6月7日投票の青森県知事選への立候補の意思を確認できた方に、企画への協力依頼・撮影を行いました。
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