[福岡・行橋市]行橋市子ども議会の開催 (2019/8/9 マイ広報紙)
この記事は「市報ゆくはし 令和元年8月1日号『行橋市子ども議会を開催します』」を紹介し、コメントしたものです。
この時期、学校は夏休み。これに合わせて、様々なイベントが実施されます。
そのひとつが今回ピックアップする記事にも掲載されている「子ども議会」です。
対象は小学生から高校生まで、それぞれの地域で異なりますが、参加者を募って実際に議会の議場で議論をしたり、質疑を行ったりするものです。
ピックアップしたのは福岡県行橋市の市議会で行われる「行橋市子ども議会」です。
対象は小学6年生から中学生まで。選ばれた22名が子ども議員として市に対して質問や提案を行います。
その実施の概要が記事には掲載されていますが、実施日は8月18日(日)です。傍聴も可能で、議場外のモニターでもその様子が配信されるようです。
子ども議員による質問の一覧が記事には掲載されていますが、普段の議会でもなされるような質問や提案が並んでいます。
先ごろの参議院議員選挙で、その投票率の低さが話題になりましたが、選挙権が18歳に引き下げられた今、高校生になると投票の機会があるということも想定されるところとなりました。
この子ども議会の取り組みもそうですが、学生のうちから議会や政治について関心を持ってもらうことが最初の投票につながるはずです。
大人でも議会の議場に足を運ぶことが少ないのが現状です。この子ども議会のような取り組みを通して、地方議会を身近に感じ、投票をしたり、あるいは自らが立候補したりする。そんなことが広がればと思わざるを得ません。
- [筆者]東京工業大学環境・社会理工学院研究員/本田正美
- [参考]市報ゆくはし 令和元年8月1日号
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