[東京・千代田区]【働く女性の注目記事】現代の日本は飽食の時代? 世界では今も飢餓で苦しんでいる人が居ます (2016/10/13 端山雅美)
この記事は「広報千代田 No.1433 平成28年(2016年)10月5日号『10月16日は「世界食糧デー」家庭での「フードロス」を減らしましょう』」を紹介し、コメントしたものです。
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日本に住む私たちは、当たり前の様に1日3回の食事を摂っています。3回以下の人も居ると思いますが、多くは本人の選択や医療的な判断によるもので、食糧が手に入らないからという理由の方は少ないでしょう。この様な日常生活を送っていると忘れがちですが、今も世界の人口の9人に1人が飢餓で苦しんでいるのが現実です。
2013年9月にFAO(国際連合食糧農業機関)が発表したデータによると、世界の食品生産量の3分の1にあたる13億トンが毎年破棄されているそうです。豊かな日本で豊富な食材に触れていると実感することは少なく、生まれた時から食に不自由のない子供達はなおさら理解しづらいかも知れません。
広報千代田の10月5日号に 「家庭での『フードロス』を減らしましょう」という記事がありました。10月16日の「世界食糧デー」をきっかけにフードロス(食品の廃棄)を減らし、身近なところから食糧問題に取り組もうという呼びかけです。
食材の「買い過ぎ」に注意し、「使い切り」「食べ切る」。お惣菜やすぐに使うものは消費期限・賞味期限の迫った商品から順に買い食べる。どれも少しの工夫と心掛けですぐに実践できることです。
近頃、「フードバンク」や「フードドライブ」という言葉を耳にします。どちらも余ってしまった食料を無駄にせず、必要な人に届けようという活動です。他人事のようにとらえるのではなく、世界から飢餓を無くし、全ての人が「食べる幸せを感じられる生活」が出来るよう「食について」考えてみませんか?
※「世界食糧デー」は国連が制定した世界の食糧問題を考える日です。
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