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[島根・出雲市]四角い空を悲しく感じたら…『Iターン女子』という手があった! (2016/2/29 あんびるえつこ)

この記事は「広報いずも 2016年3月号『Iターン女子に聞く!!市長とカフェトーク開催』」などを紹介し、コメントしたものです。

◇        ◇

夫も私もアラフィフになって、最近、「老後、どうする?」なんていう会話をするようになりました。夫は「千葉の実家に帰って、犬でも飼うか」。私は「私の実家のある横須賀で、猿を飼う!」。お互い譲らず、別居の危機にあることだけが判明して、会話はいつも現実味なく終わるのですが。でもやはり二人とも、この東京の家にずっと住むつもりはない…ようなのです。便利で、刺激的な東京ですが、時々四角く区切られた空を息苦しく感じることがあるからかもしれません。

そんな会話をしていたからでしょうか。「広報 いづも」の『Iターン女子』なる文字が目に飛び込んできました。『Iターン』は、自分が生まれ育った場所以外の地方に移住すること。なんとなく子育て中のファミリーやリタイア世代がするもの…というイメージなのですが、最近は独身女子の『Iターン』が話題なのだとか。

出雲市では、平成27年度に「出雲大好きIターン女性支援事業」をスタート。市内に初めて移住し、市内事業所に雇用された20歳以上の独身女性に対し、引越助成金、家賃助成金など出してくれるとのことです。記事中には、『Iタ-ン女子』の生の声がたくさん掲載されています。市長とのカフェトークなのですが、まるで女子会に参加した気分。移住のためのわかりやすいサイトも紹介されていました(http://izumonakurashi.jp/teiju/)。

そういえば、昨秋、出雲市立の小学校にお邪魔して大教室で1~6年生に同時に授業をさせていただいたのですが、低学年が学習内容を理解するまでじっと温かく待つ高学年の優しい姿が印象的でした。出雲の人々は「かける言葉もなんだか温かい」という『Iタ-ン女子』の声に大いにうなずいてしまいます。助成金の有無も重要ですが、ずっと住んでいくことを思うと、こうしたナマの出雲の人々と触れ合うことこそ大切。出雲市は言わずと知れた出雲大社もある観光地ですから、まずは一度訪れてみると、すてきなご縁を感じ、人生が大きく変わるかもしれませんね。

私も、何十年か前にこういう制度を目にしていたら、出雲市に腰を据えて働き、縁があれば結婚し、子どもを持ち、子育てし…という人生の選択もあったな、と今更ながら思ってしまいました。あ、夫には内緒ですが。

  • [筆者]「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事 あんびるえつこ
  • [参考]広報いずも 2016年3月号

提供:マイ広報紙

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