[広島・庄原市]「特集 節分草に 染まる町」 (2016/2/12 本田正美)
この記事は「広報しょうばら 2016年2月号(NO.131)『特集 節分草に 染まる町』」を紹介し、コメントしたものです。
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広島県庄原市の「広報しょうばら」
最新の2016年2月号の特集は、「節分草に染まる町」。計6ページの力作です。
2月20日から3月13日の間、庄原市内の節分草自生地のうち7カ所が一般公開されます。その自生地を守る活動を行う人々に焦点を当てて、節分草を観光資源にまで育て上げた地域の力を描いたのがこの特集です。様々な人々が節分草を通じて繋がり、ネットワークを形成していく様が丁寧にまとめられていることが特に印象的です。担当者が記事を編集するために、丁寧に地域で取材を行ったことが明らかで、その熱意も伝わってきます。
もちろん、節分草を観光資源として売り出しているだけあって、プロモーションも忘れていません。「節分草自生地公開期間中イベント」として、期間中のイベントの一覧も合わせて掲載されています。
マイ広報紙では、この特集の中身が別々の記事として扱われてしまっていますので、特集としての圧倒的な完成度のようなものが伝わりにくいので、是非、リンクが貼られているPDF版をダウンロードして、実物をご覧になって欲しいと思います。
このように、記事のデータから、実物の広報紙へという導線も、今後はひとつのあり方として確立されていくのではないでしょうか。
- [著者]島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員 本田正美
- [参考]広報しょうばら 2016年2月号(NO.131)