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手元のスマホで遠隔操作・監視ができる防犯カメラの種類とメリット (2018/11/14 「Moly.jp」編集部

関連ワード : IT 防犯 

防犯カメラが街なかのいろいろな場所に設置されるようになりました。実際に犯罪を抑止する効果や、被害が発生してしまった後の捜査に役立っていると言われます。

そして、防犯カメラが一般化されてきたのにともない、個人でも手軽に設置できるようになってきています。自宅やオフィスの防犯だけでなく、家族やペットの見守りにも便利。特に自分のスマホで遠隔操作をしたり、映像を見ることができる防犯カメラが人気です。

スマホとつないで遠隔操作や監視ができる防犯カメラについて見てみましょう。

スマホ

どこからでも防犯カメラの映像をスマホで確認

スマホやインターネットがいまのように普及していないころは、防犯カメラを設置しても、その映像を監視するためには有線でつながったモニターを見張ったり、ビデオテープに録画するしかありませんでした。

しかし、インターネットが発達し、スマホの性能も上がったことで、個人でも防犯カメラを設置して、どこからでも映像を確認することができるようになりました。

自宅やオフィスでの防犯上の不安がある、家族やペットのことが外出中も気になる、などという場合は利用を検討してみるべきでしょう。

防犯カメラとスマホの連携方法の種類

スマホと連携して遠隔操作や映像の確認ができる防犯カメラには、いくつかの種類があります。

防犯カメラごとの専用アプリで操作・監視するもの
防犯カメラは多くのメーカーから発売されています。その防犯カメラをつくっているメーカーが、連携するためのスマホアプリも提供しているタイプの連携方法です。

それぞれの防犯カメラ専用のアプリをスマホにダウンロードして使います。防犯カメラの説明書などの手引きに従って設定していけば良いので、比較的簡単に使うことができます。

例えば、パナソニックの防犯カメラ専用のスマホアプリ「ホームネットワーク」などがこのタイプにあたります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.panasonic.psn.android.hmdectjp

汎用型アプリで操作・監視するもの
防犯カメラとスマホが連携するための標準通信規格「ONVIF」というものがあります。テレビとハードディスクレコーダーをつなぐときにHDMIというケーブルが共通の規格になっているようなもので、防犯カメラとスマホアプリが両方ともこの規格に対応していれば、連携が可能になります。

比較的安い防犯カメラを販売しているメーカーでは、専用のスマホアプリをつくる費用を節約するため、アプリは規格に沿った汎用のものを使うことが少なくありません。

便利で安く利用できるという利点もありますが、防犯カメラもスマホアプリも常にバージョンアップされていくので、どちらかが対応しなくなっていると連携ができなくなることもあります。専用アプリより少し設定が難しいと感じるかもしれません。

代表的なものに「Ivideon 監視カメラ」などがあります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ivideon.client&hl=ja

スマホを防犯カメラとして使い、他のスマホで操作・監視するもの
機種変更して使わなくなった古いスマホでも、wifiにつなげれば電話以外の機能の多くは問題なく使えます。それを利用して、古いスマホを防犯カメラとして使う方法もあります。

防犯カメラアプリを2つのスマホにダウンロードして、一方を防犯カメラとして使い、もう一方を携帯して遠隔操作・監視に使います。もし古いスマホが家にあれば、この方法なら費用もかからず防犯カメラを設置することができます。設定方法も、日常的にスマホやアプリを使っている方ならそれほど難しく感じることはないでしょう。

無料で使える「Alfred」などが有名です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ivuu&hl=ja

スマホで防犯カメラを遠隔操作するメリット

スマホで遠隔操作できる防犯カメラを設置する人はどんどん増えています。防犯意識の高まりとともに、多くのメリットが感じられることが大きな理由でしょう。

防犯カメラをスマホで操作するメリットの代表的なものには、これら2つがあげられます。

どこでも確認できる
最も大きなメリットは、防犯カメラの映像がどこからでも確認できることです。

かつての防犯カメラでは、マンションやビルなどの管理室で監視するような形が一般的でした。それでは、管理人や警備員などがいない個人宅やオフィスでは、後から録画しておいた映像を見ることしかできません。それがスマホを使って防犯カメラの映像を見ることができるようになると、どこからでも監視が可能になりました。

つまり、自宅を留守にしている間、外から自宅の映像を確認することができるようになったのです。

設置や操作が簡単
もう一つのメリットは、スマホでの遠隔操作を前提につくられている防犯カメラは、設置が簡単なものが多い点です。

スマホとwifiの回線を利用するので、従来の防犯カメラのように有線でモニターとつなぐ必要がありません。また、スマホとの連携の設定や操作方法も、多くのスマホアプリと同様にとても簡単にできるようつくりこまれています。

防犯のためだけでなく、外出先や職場などでペットを見守るなどの比較的軽い目的にも使われるようになったのも、簡単さからでしょう。

スマホで防犯カメラを遠隔操作するときの注意点

スマホで遠隔操作・監視できる防犯カメラは非常に便利ですが、最低限注意しておかなければならない点もあります。それは、セキュリティ面です。防犯カメラとスマホを連携させるためにインターネットを利用していますので、不正アクセスの標的になるリスクがあるのです。

リスクを避けるために、信頼できるメーカーの防犯カメラや、多くの人が使っているサービスを選びましょう。有名なメーカーの防犯カメラなら絶対に不正アクセスの被害を受けないとは限りませんが、適切な対策を行っていますし、もしもの時の補償などがあります。

またアプリなどは、多くの人が使っているものの方が、問題点や不正アクセス攻撃が行われていることを見つけられるまでの時間が短くてすみます。

どのような点に気をつけて使用すれば良いか、購入時にお店の方や、通販ならメーカーに問い合わせて聞いておくと安心です。

防犯カメラとスマホで防犯対策を

防犯カメラを設置することで、防犯の効果や安心感が得られます。また、インターネットやスマホの普及、防犯カメラの高性能化と同時に低価格化が進んだことで、簡単に設置して使用することもできるようになりました。もし不安なこと、防犯対策したいことがあれば、防犯カメラの設置も検討してみてください。

執筆者:小林 稔

提供:「Moly.jp」編集部

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