「どうしたらもっと稼げるのか」の質問に対する私がいつも返す答え (2018/4/23 瓦版)
変人・安田の境目コラム
まず発信することが稼ぐ第一歩
いろんな人からよく聞かれる質問があります。それは、どうやったらもっと稼げるのかということ。私の答えは、いつも同じです。自分で商品を作り、自分で売り方を考え、自分でお客さんを開拓すればいい。
その為に、まず発信すること。発信することによって人が集まり、マーケットが生まれ、いずれ商品が売れるようになる。すると、必ずこう言われます。それは、安田さんだから出来るのです。安田さんは有名だし、いいですよね、と。ほんと嫌になっちゃいます。
安田はワイキューブの社長だったから、本も出しているし、有名だから、発信しても読んでくれる人がいるし、あんたは特別、いいよねー、というロジック。確かに私はワイキューブの社長でした。本も書いているし、メディアにも出てました。でもね、そんなの通用しないんですよ。残念ながら。
なぜ私が興味を持ち続けられているのか
社長でなくなってから、もうすぐ7年。7年前の知名度が通用すると、本気で思っているのでしょうか。だとしたら、驚きですね。もしも私があれ以来、何も発信していなかったとして。私のところに人が会いに来るでしょうか。私に興味を持ち続けてくれるでしょうか…。
そんなことは、あり得ないのです。私が、元ワイキューブの社長として認識され、記憶されているのは、私が発信し続けてきたからなのです。実際、社長を辞めた時のツイッターのフォロワー数は2000人ちょっとでした。今はそれが、1万5000人。それは私が7年間コツコツと配信し続けてきたから。
社長でなくなってから7年間、毎日ツイッターで発信し続け、毎週メルマガを書き続け、ポッドキャストもやり続けました。その私が言うのだから、間違いありません。発信し続ければ、人生は変わります。たった一人のお客さんとの出会いが、自分の人生を劇的に変えてしまう。そして、それは例外なく、たった一人のフォロワーから始まるのです。
<プロフィール>安田佳生(ヤスダヨシオ)
yasuda21965年、大阪府生まれ。高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年ワイキューブを設立。著書多数。2006年に刊行した『千円札は拾うな。』は33万部超のベストセラー。新卒採用コンサルティングなどの人材採用関連を主軸に中小企業向けの経営支援事業を手がけたY-CUBE(ワイキューブ) は2007年に売上高約46億円を計上。しかし、2011年3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後、個人で活動を続けながら、2015年、中小企業に特化したブランディング会社「BFI」を立ち上げる。経営方針は、採用しない・育成しない・管理しない。最新刊「自分を磨く働き方」では、氏が辿り着いた一つの答えとして従来の働き方と180度違う働き方を提唱している。同氏と差しで向き合い、こだわりの店で食事をし、こだわりのバーで酒を飲み、こだわりに経営について相談に乗ってもらえる「こだわりの相談ツアー」は随時募集中(http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/)。
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