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特産品開発へ合同会社、「小坪の味」ブランド化を (2017/7/7 タウンニュース

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 逗子市商工会、小坪漁業協同組合、市観光協会などの関係者がこのほど、小坪漁港で水揚げされた水産物で新商品の開発を目指す合同会社「こつぼ」を設立した。漁師や地域企業、団体の代表らが社員となり、製造から加工販売まで地域一帯で取り組むことで「小坪の味」のブランド化を目指す。商品を通じて、一次産業の活性化とともに地域経済の振興にもつなげたい考えだ。

先月行われた設立総会の様子

先月行われた設立総会の様子

加工や販売、地域一帯で

 先月21日には市商工会館で設立総会が行われ、関係者らが顔を揃えた。社員は12の個人と4法人。代表社員を座間太一(小坪漁業協同組合組合員)、山上良(逗子市商工会副会長)、中村洋子(スズキヤ代表取締役)、田耕邦子(TAC21代表取締役)の4氏が務める。

 事業の柱は【1】小坪の水産物や逗子市、関係地域の農林水産物の卸・販売【2】加工品の製造・卸・販売【3】農林水産物を使ったイベントの企画や運営―の主に3つ。特に【2】については、これまで市商工会の「逗子発プロジェクト委員会」(山上良委員長)が取り組んでおり、小坪産の海藻「アカモク」を練り込んだ「あかもくうどん」などがある。

 ただ、国の補助金を活用する同事業では開発者が製造販売を行うことができず、「商品の考案だけでは地域活性化に結び付かない」と委員を中心に会社を立ち上げることになった。「メンバーには販売まで含めて必要な顔ぶれが揃っている。新たなブランドを作ることで、逗子がもっと盛り上がるはず」と代表社員の座間さん(52)は期待する。

 具体的には新商品の第1弾として、8月にも小坪産のめかぶを使った「めかぶ蕎麦」の販売を開始。またサザエやタコを使った「炊き込みご飯の素」を近く開発するほか、地元水産物と他地域の農産物などを掛け合わせた「コラボ商品」なども販売していくという。座間さんは「普段使いができて、逗子のどの家庭にもあるような“ソウルフード”を作っていきたい」と意気込みを語った。

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