クラウドファンディング官民連携事業スタート。「地域おこし協力隊」=「地域アントレプレナーの養成プログラム」になってきた感がありますね。 (2016/4/12 地域移住計画)
都市から地方へ移住して、まちおこしを担う「地域おこし協力隊」は、平成27年度には全国で2,625人が活躍しています。
総務省としては、隊員が任期終了後も、引き続き同じ地域で定住・定着を図ることができるよう、隊員の起業について積極的に支援しています。
今回、新たな支援の仕組みとして、地域おこし協力隊員・OBが地域で起業するためのビジネスプランを、ふるさと納税を活用した寄附を通じて応援する「クラウドファンディング官民連携事業」を開始することとし、クラウドファンディングを行うためのプラットフォームを民間企業等の協力の下で構築しましたので、こうした取組を全国の皆様にお知らせするため、関係者が一堂に会して共同発表を行います。
-総務省-
というわけで、東京駅前の「移住・交流情報ガーデン」で行われた記者会見に行ってきました。
高市総務大臣をはじめ、今回の事業に関わる民間事業者の方からの説明の後は、実際に今回のクラウドファンディングで、プロジェクトの掲載をスタートさせた3つの自治体の協力隊員による事業プランのプレゼンが行われました。
各プロジェクトの詳細については、下記のページで確認できます。
愛媛県西予市・・・空き家が目立つ「重要伝統的建造物群保存地区」。この地に息吹を与えようと「藤川協力隊」がCafe&Barを起業して、おもてなし!!
高知県越知町・・・標高400mの山奥で“古き良き日本の田舎を感じるゲストハウス”を完成させたい
岡山県真庭市・・・コスモポリタン田舎づくり!「インターナショナル・シェアハウス『テ(照)ラス』」開設を支援!
なんというか「地域おこし協力隊」=「地域アントレプレナーの養成プログラム」になってきた感がありますね。
「将来起業家を目指している」という学生さんなんかは、「地域おこし協力隊」→「地域での起業」というキャリアプランも、今後検討する価値があると思います。
個人の「起業」や「ナリワイ作り」が当たり前の田舎でキャリア作りをすることは、ほぼ「サラリーマン」という選択肢しかないという東京でのキャリア形成に比べて、これからの時代には、かなりの強みになると思います。
優秀な起業家が地域に溢れ、東京とは別の生態系(エコシステム)が築かれていく未来は、非常に楽しみですね。
むしろこれからは「いつまでも東京にいるとやばいよ。」みたいな価値観になるかもしれないです。
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