AfDの支持率が初の2ケタ台に-世論調査 ネット選挙ドットコム 2016年1月25日
CDU/CSUの支持率は1ポイント減の37%
独シュテルン誌は20日、同誌とテレビ局RTLによるフォルザ世論調査の結果を発表した。キリスト教民主同盟(CDU)/キリスト教社会同盟(CSU)の支持率は、先週より1ポイント減の37%だった。2013年の総選挙では40%あった支持率から3ポイントの減少である。連立パートナーの社会民主党(SPD)への支持率は23%。
また、2013年にCDUに投票した有権者の40%、SPDに投票した有権者の45%が「今は投票しない」と回答した。
AfDは10%の支持率で初めての2ケタ台
緑の党(die Grünen)は先週と変わらず10%、左翼党(die Linke)は1ポイント減の9%、自由民主党(FDP)は先週と同じ5%だった。支持率を上げているのは右派ポピュリスト政党の「ドイツのための選択肢(AfD)」。前週の9%から1ポイント増の10%となり、初めて2ケタ台となった。
メルケル首相に投票は44%、CDU支持者では85%
ドイツでは昨今の難民問題だけでなく、ケルンでの大みそか集団性暴行事件やトルコ・イスタンブールでの自爆テロ事件(犠牲者の多くはドイツ人)のような犯罪やテロへの懸念が強まっている。今回の調査で、国民の6割がこれらの問題を対処できる政党はないと考えていることも浮き彫りになった。
「もし、首相を直接選べるとしたらメルケル首相に投票する」と回答した人は先週より4ポイント減の44%だった。だが一方で、CDU支持者の85%はメルケル首相を支持すると答えている。
メルケル首相は以前にも低迷した支持率を回復させたことがあり、「今回の調査結果はそれほど重要でない」との見方もある。
(画像はflickrより) Photo:Angela Merkel/by Metropolico.org
▼外部リンク
stern:AfD zweistellig, Union im Sinkflug - diese Umfrage ist für Merkel zum Fürchten
http://www.stern.de/politik/deutschland/6655834.html