伝説のサーファー記事でヒット!三重のウェブサイトが急成長した理由 (2015/12/20 ジモトのココロ)
「日本で3番目を目指します!」と公言しているユニークなウェブサイトができました。まるでどこかのアイドルで聞いたことがある…ような気もするこちらのコンセプトは、三重県の情報サイト「OTONAMIE」のもの。実はこのサイト、10月に運用開始してから急激に読者を伸ばしているそうなんです。
情報の発信源は三重県内のクリエイターたち
三重県内の印刷会社・寿印刷工業株式会社とAndmark株式会社よる三重県情報サイト「OTONAMIE」(三重のオトナのWEBマガジン)が、本始動1ヶ月で1364のFacebookいいね!、8万6000PVを突破するなど、オープン直後から三重県内外で読者が増えているそう。
もしかして「三重を日本で行って見たい三番目の観光地にする」という、強気のような弱気なようなサイトの成長戦略に、強さの秘密があるのでは! ということで「OTONAMIE」担当者に電話取材をしてみると…
「一番は無理じゃないですか。2番も候補地がたくさんありますし…3番目ならなれるかなって」。
なるほど…!!
さて。そんな謙虚な三重県の情報サイト「OTONAMIE」は、三重県の魅力を世界に発信するために、地元三重県で暮らすクリエーターを中心とする約50名の公式記者が、独自の目線で地元のディープな情報を取材しスタイリッシュに配信しています。
クリエイティブな感覚を持つ三重県在住のクリエイター指向の方々が投稿形式で記事を書くことにより、より地域に密着し、そしてユニークな視点からの情報を発信できるのではという狙いがあります。
「OTONAMIE」では三重県に住んでいるからこそ得られるディープな情報を、まずは三重にゆかりのある方々に届け、そして日本全国、世界に配信していくことを目指しています。
ところで「OTONAMIE」がなぜ短期間で急成長できているのか気になりませんか? そこには、三重県の隠れた魅力である海のスポーツが関係しているそうです。
きっかけは伝説のサーファー
三重県が関西および東海随一のサーフィンスポットということは意外と知られていない事実。太平洋に面した三重県には国府の浜などのサーフィンスポットがあり、初心者にも人気が高いそう。
そんな三重県に、岩の多い危険なサーフポイントで波を乗りこなす伝説のサーファーがいます。それが、「OTONAMIE」の記事で紹介された60歳を超えている現役サーファー・通称「ワハ」さん。
写真をみただけで身震いしそうなほど険しい岩が波からのぞく危険な場所は、もちろん素人が挑戦できる場所ではありません。長年培った感性をたよりに波に乗るワハさんについての記事は、県内のサーファーを中心にSNSなどで広まり1700以上のいいね!を集める人気記事に。
「OTONAMIE」のスタートダッシュを決めたこの記事がきっかけで、読者はもちろん記事を投稿してくれるクリエイターもぐっと増えたそうです。
まさに三重県に関わりがある人だからこそ発信できる、その地ならではの記事がきっかけで大きく飛躍した「OTONAMIE」。今後も三重県を盛り上げてくれる投稿者を募集しているそうです! 我こそは…という方は、とくダネを投稿してみてはいかがでしょうか?
OTONAMIE HP: http://otonamie.jp/