ドイツ議会 対 ギリシャ議会 株式会社フィスコ 2015年2月26日
ツィプラス・ギリシャ政権は、国際支援団との4ヶ月の救済プログラム延長の条件である、国有資産の売却、年金改革、徴税の強化、などの経済改革を進めていくことになる。
しかしながら、ラファザニス・ギリシャエネルギー相が、電力会社の民営化に反対しており、緊縮財政の破棄を公約にして議席を獲得したギリシャ議会の急進左派連合(SYRIZA)の議員達も反旗を翻す可能性が警戒されている。
また、ドイツ議会では、ギリシャ救援プログラムの延長を承認することが期待されているものの、ドイツ国民の大部分が反対を表明している、と報じられている。
ギリシャ国民とドイツ国民は、第2次世界大戦中の不当な融資の返済、略奪された美術品の返還などで物議を醸しており、それぞれの国民の声に敏感な議会の対応に要警戒となる。
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