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政治から読み解く【経済と日本株】:柿沢未途氏「日本株下落は「原油安に対する懸念」?」 株式会社フィスコ 2014年12月17日
衆議院議員の柿沢未途氏が「ロシアのマーケットで起きている事態が非常に気になる。政策金利を17%に上げるとはただ事ではない。それと関係あるのかないのか分からないが、今日の日本の株価が340円も下がったのが「原油安に対する懸念」と解説されているのがどうにも合点がいかない。」とツイートしている。
昨夜のロシアRTS指数は一時19.51%の暴落となったほか、通貨ルーブルも対ドルで大きく売られる格好となった。ロシア市場の混乱は足元の原油価格低下が直接的な影響とされている。原油価格低下は欧米各国の資源メジャー株の売り要因となる。資源メジャーはその国の指数に大きな影響をもっていることで、主要指数の下げを牽引する格好となっている。
一方、こうした外部環境の悪化を受けて日本株もさえない動きが続いているが、日本の資源関連株が日経平均に与える影響(寄与度)はさほど大きくない。むしろ原油価格低下は日本経済にとっては、足元問題となっている物価下落につながるうえ、燃料価格低下などから企業も恩恵を受けるなどポジティブな要素が多い。足元の日経平均の下落の背景には、もちろんロシア情勢への懸念があるものの、原油価格低下に伴う欧米株安以外の下げ要因が東京市場にあると見られる。それが今回の選挙結果なのかどうかはまだわからない。まずは月内に伝わる政権与党による経済政策の内容を見極めか。
<MT>
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。