甲良町の出直し町長選 前職の野瀬氏が35票差で3選、町議12人の顔ぶれも決まる (2020/1/27 政治山)
前町長の失職に伴う甲良町長選(滋賀県)は26日投開票され、無所属元職で農業の野瀬喜久男氏(69)が2065票(得票率50.4%)を獲得し、無所属新人で元町議の西川誠一氏(75)を退け、3選を果たしました。両氏のは得票数は35票の僅差でした。野瀬氏の3回目の任期は1月26日から4年間です。
町議会は昨年12月、野瀬氏に対する不信任決議案を賛成多数で可決。野瀬氏は議会を解散せず、失職を選びました。野瀬氏は昨年1月も議会と対立して辞職、出直し町長選は無投票だったものの、2年3カ月の間に3回もの町長選が行われる事態となりました。
また同日には任期満了に伴う町議選も投開票され、定数12に対し13人が立候補、現職10人、新人1人、元職1人が当選しました。平均年齢は62.25歳、党派別では、共産1、無所属11で、当選者はすべて男性です。新議員の任期は2月5日から4年間で、議員報酬は月額17万7000円(2017年時点、全国町村議会議長会調べ)です。
当日有権者数は5803人。投票率は町長選が73.72%、町議選が73.7%でした。
甲良町は、2015(平成27)年の国勢調査によると、総人口は7039人で、人口増減率がマイナス6.15%、平均年齢は47.78歳で全国671位、県内17位です。総務省の「地方財政状況調査」(2016年)では、予算規模は歳入が40億2087万円、歳出が38億6504万円です。
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