【都知事選】田母神俊雄氏の出馬会見全文(2014/1/7)  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   【都知事選】田母神俊雄氏の出馬会見全文(2014/1/7)

東京都知事選挙2014

【都知事選】田母神俊雄氏の出馬会見全文(2014/1/7) (2014/1/24 政治山)

関連ワード : 東京 都知事選2014 

東京都知事選挙2014

 田母神俊雄氏(65)が7日夕、東京都庁で記者会見し、2月9日投開票の東京都知事選挙(23日告示)への立候補を正式に表明しました。田母神氏の冒頭の発言は以下の通りです。

◇        ◇        ◇

 皆さま、こんにちは。危険人物の田母神でございます。ずいぶん危ないやつだということでよく叩かれることが多いんですけれども、私はほんとにいい人なんです。

 このたび東京都知事に立候補する決意を固めましたのは、東京オリンピックがあるという中でですね、東京の強靭化対策、大災害が起きたときのですね、都民を救済する対策、これをきちんと整えたいという思いで立候補を決意しました。

 世界的に見るとですね、国際社会、先進国では通常、軍が中心となって大規模災害に対応するという体制が作られております。でも、日本は今までできるだけ自衛隊を使いたくないというような思いがあってですね、その自衛隊を中心とする災害救助体制がきちんと作られていないという状況にあるというふうに思います。

 阪神大震災とかですね、東日本大震災を見てもですね、いざとなると自衛隊を使って救助するということが非常に重要だということを、もう国民も都民も十分理解されていると思うんですね。そういった中で私はこの自衛隊を中心とするこの都民の救助体制、これを整えておく必要があるというふうに思います。

 国土交通省の発表では、オリンピックまでに3割の確率で首都の直下型地震が起きるかもしれない、30年以内に7割の確率で地震が起きるということが予測されております。そういった中において、日本も諸外国と同様に軍が中心となる、自衛隊が中心となった災害救助体制が作られることが必要だというふうに思っております。

 そういった体制を今後整えていくという時に、私の自衛隊の経験から、都知事になってそういった体制をとっていくということは、非常にいい機会であるというふうに思っております。私がそういう意味では極めて適切な都知事なんではないかというふうに自分で思っております。

 東京都は既に橋とか道路とか老朽化が進んでおりまして、国家強靭化が今、政府レベルで訴えられておりますけれどもですね、そういった老朽化対策、耐震化対策こういったことも進めていかなければなりません。強靭にするとともに、万が一、災害が起きた時には都民を救助するという体制を取っていく、このために自衛隊と連携をして、警察、消防、それからいろんな団体、これと連携をした体制をとるという意味で、そういた体制をきちんと整えていく。そのために立候補を決意したと。

 それから東京を守るという意味で、そういった体制をとっていくことが重要でありますが、2つ目に東京を育てるということもよく考えていきたいと思います。日本の子供たちが、この東京に、日本に自信と誇りを持って生きるということを教えていかなければいけないというふうに思います。

 戦後、ややもすると日本というのは、戦前悪いことばかりしてたんだとかいうことが言われてですね、日本国民が日本の国に対して誇りを持てないということが、そういう状況が作られてきたように思います。徐々に修正をされており、安倍政権の中でも、この自信と誇りを持った国民を育てるということが謳われおりますので、東京都としても、この子供たちの教育、これに政府と連携をして取り組んでですね、自信と誇りを持った都民を育てようということに力を入れていきたいと思います。またそういった中で、子供を育てるための子育て支援こういったことも、従来の延長上でより強化をしていきたいというふうに思っております。

 さらに、この東京からいろんな発信をするという意味で、首都大学東京の中に、今、世界各国で行われてるインターネットの国際的な大学を作ってはどうかと、ここに世界中のいろんな高名、著名な先生等を招いて講義をしてもらって、東京からの発信力をより高めていきたいなというふうに考えております。

 さらに3つ目に、東京を作るということで、これは強くたくましく優しい心のふるさと東京を作ろうということで、まずはこの安全安心ですね。戦後日本は、この特に都会において、この地域共同体、昔の町内会とか子供会とか、あるいはPTAの会とかですね、そういったものが徐々に弱体化されてきたように思います。こういったものを復活をしながら、何かあったときには周辺にいる人が助けてくれると、ひとりではないと、安心できるとというこの東京都を作り上げていきたいというふうに思っております。

 さらに、オリンピックもあって外国の方々がいっぱい来られるということで、できるだけ美しい景観を持った、さらに日本的なものをアピールできる東京都にしたいということで、電線の地中化、こういったものを進めたり、あるいはビルの屋上に、いわゆる屋上の緑化ですね、これを進めたりということで、できるだけ美しい東京を作りたい。

 さらにこの安全安心からですね、年を取ってですね、このいわば身寄りのないような人でもですね、安心して生きられる、そういった町をつくるには一体どうするかというようなこともですね、検討して、そしてそういった町を作っていきたい。

 例えば65歳になれば、だいたい皆さん、社会の第一線を退いて仕事をしてないという状況になりますけれどもですね、こういった人たちには、さらにその年上の75歳、80歳の人たちの介護とか、そういった面倒を見ていただくようなことに携わっていただいてですね、そして10年経ったら、また自分が年をとれば、さらに逆に今度は面倒見られていく側に回るということになると思いますけれどもですね、そういったことで循環型社会でですね、いわゆる年を取ったら何もやることがなくて、毎日ぶらぶらしてるという状況にならないような、この何かやろうとする意欲、それから体力のある人はですね、そういったことができるようなことをいろいろ考えていきたいなというふうに思っております。

 いずれにしろ、行政は継続性がありますので、従来の、この東京都政の継続性を十分考えながらですね、さらに、この東京都で働く多くのこの公務員の人たちがですね、今、公務員叩きが非常に盛んでありますけれどもですね、この公務員を叩くだけではなくて、公務員が意欲を持って仕事に取り組むという体制を作ることが、この東京都をしっかりとした優しい、そして強くたくましいまちにするというふうに思いますのでですね、この人間は美しい心と、美しくない心と同居をしてると思いますけれどもですね、これはそれぞれの組織の長がですね、どう発言し、どう行動するかによって、美しい心が前面に出てくるか、それとも美しくない心が前面に出てくるかが決まるのではないかと私は思います。ですからできるだけ、この都民のために働く公務員がですね、美しい心が前面に出てきて、「よしやるぞ、がんばるぞ」と思えるような形でですね、この公務員を指導し作りあげていくということも考えていきたいというふうに思っております。

 ということで、私はこの一番最初に申し上げましたように、オリンピックがある、大震災があるかもしれないといわれる中で、いわゆる自衛隊を中心とした、この都民の救助体制これを作り上げるということで、安心安全に生きられるこの東京都を作るために、精一杯努力をしたいというふうに思っております。

 そういう意味では体制を作るのに、自衛隊のことに精通をした私が都知事になるのが一番いいんではないかとというふうに私は感じております。そういう思いで、絶対にこの安心安全な東京を作り上げるで、何かいったんことが起きた場合にも災害救助に効果的に動けるという体制を作り上げるために、がんばりたいというふうに思っております。

 ありがとうございました。

◇        ◇        ◇

特集:東京都知事選挙2014
東京都知事選挙の選挙情報(1月23日告示、2月9日投開票)

関連ワード : 東京 都知事選2014