【都知事選】ひめじけんじ氏の出馬会見全文(2014/1/17)  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   【都知事選】ひめじけんじ氏の出馬会見全文(2014/1/17)

東京都知事選挙2014

【都知事選】ひめじけんじ氏の出馬会見全文(2014/1/17) (2014/1/24 政治山)

関連ワード : 東京 都知事選2014 

東京都知事選挙2014

 ひめじけんじ氏(61)が17日、東京都庁で記者会見し、2月9日投開票の東京都知事選挙(23日告示)への立候補を正式に表明しました。ひめじ氏の政策に関する発言は以下の通りです。

◇        ◇        ◇

(記者)何度か過去に選挙出られているというお話しだったんですが、今回出馬される動機についてと、掲げられる主な政策について2点お願いします。

 まず動機は、一つではないですね。やはり政治にかかわる、細川元総理もおっしゃっていた通り、日本の命運に関わるんだと。都知事と直接都政と関係ないじゃないかと思うけど、そういうやっぱりいろんな思いがあると思うのは、やはり共通していると思います。

 ただ都政で、石原都政が長く続きました。非常に住み心地のよい便利な東京ができたと、いろいろな排ガス規制とかということもたくさんやったと思います。きらびやかな建物もたくさんできて非常に繁栄した都市に見えますけれども、やはり失ったものもあるんじゃないかということで、やはり世代を越えて、次の世代の子ども、またその次の子どもに対する思いとして、やはり自然に対する感性が失われていくんじゃないかなと、今の都市の繁栄はですね。これは東京に限らず皆世界中抱えていく問題じゃないかな思うんですけど、その感性を取り戻す。私は日本文化という言葉を入れていいかどうか分かりませんけど、やはり日本の歴史・風土・自然に初めて人間の社会生活っていうのは根源があるわけですから、やはりある意味で日本文化、あるいはその自然に対する感性を復活、取り戻すというか、安倍さんの言葉じゃないですけど、次の子どもにそういうものを残さないと、やはり本当のいい都政にならないんじゃないかという点が1点ですね。

 もう1つは、順番としては、危機管理という面で、やはり大地震で大津波が起きたらどうするんだろうとか。直下型で大地震によって大火災が発生したらどうなるんだろうかと。その時間、季節、タイミングによってみんな可能性としてはあり得ることですね。

 東北の震災、私は車で泊まるところもないので車に寝起きして3日間、ずっと沿岸沿いを仙台から岩手まで見ましたけれども、実に津波というのは、これは凄まじい天災であると。大きな戦争による、昔でいえば東京大空襲あれを見たような、そういう悲惨の姿、これは千年に一度ですけれど、やっぱり東京においてもそういうヘッジをしておかなきゃいけないんじゃないかと。

 東京都にそういう災害避難緊急条例という特別なものを作って、近海で起きたマグニチュード8から9ぐらいの地震による津波の時、あるいはマグニチュード7から8ぐらいの直下型地震、そういう場合にはそれぞれ高所避難と防火建物への避難をフリーで、原則フリーでできる、そういう緊急条令をつくると。オートロックだろうが何だろうが、とにかく命がかかっているときには、あらゆるそういう高いところ、あるいは火から免れる場所へ逃れられると。

 あるいは鉄道の高架であるとか、高速道路の高くなっているところとか、そういうところにはちゃんと逃げ道をちゃんと作って、非常の時には上げられるようにしておくとか。まずそれが絶対にもう必要だなと感じました。これは前回の都知事選の時にも、そういうものを作ったらと思いましたけど、みんな中間の政策はするんですね。対策は。そこそこの地震とか。でもそれは大概みんな備蓄食糧とか、みんなやってるんですけど、本当に怖いのは、東北の大震災を見た時の、あのくらいのものが来た時です。そういう備えはしてない。だからこれは都民として安心もしてられないということで、大規模な震災の場合、津波の場合の緊急条令を作っておく。

 これは、都知事って1人しかなれませんから、どなたがなっても必ず必要だと思います。千年に一度かもしれませんけど、それはやっぱり安全保障と同じように、災害に対しての危機管理として必要なことだと思いますね。

 そのほか原発に対する責任とか、いろいろありますけど、そういうのはちょっと省略しまして。それが2番目ですね。

 あと3つ目は、参議院の時も都知事選の時もそうなんですが、私はほんの紙面の一部を割いて、日本の将来はどうあるべきかと、それはやはり平和に向かって積極的なそういう政治、国民の社会活動にしても、何かビジョンと夢を持って、そういう平和につながるんだと、それは日本とアジアだけでなくて、世界中が核兵器がなくて、大戦争の起こるそういう恐怖もない、そういう世界を築くことにつながらなければ、やはりいけないなと。

 そういう意味で、スポーツオリンピックっていうのは平和のバロメーターにはなりますけど、積極的なそういう平和を創造するかっていうと、ちょっとそれはまだ限界があるということで、東京発の平和オリンピックというのを開催したらどうかなと。これは2020年ですから1年越しで21年ぐらいまで、1年も2年もかけていいと思うんですが、平和オリンピックと、そういうものを開催したらいいと思います。

 東京だけじゃなく、それは主要都市、札幌、仙台、東京、名古屋、京都、大阪、広島、あるいは福岡その他の都市も対象になるかもしれませんけど、とにかくそれは幅広い奥の深いものにしていったらいいなと。ジャンルはもうたくさんあります。生活文化、あるいは社会文化ですね。芸術あるいは大衆文化、大衆娯楽、あるいは芸術、そして言論、宗教、哲学、そういうものを含めて、あらゆる、あるいはNGOとかNPOといった社会活動をするそういうものとか、あるいは諸々社会一般の会議体でもいいですね。今EUとかG20にしてもどんどんどんどん大きくなってますね。あらゆるジャンルのそういう世界中の平和につながる、平和を創造していく、平和に役立つものだったら何でもいいから世界中から集まってみんなでそれを持ち寄って考えようという、そういう平和オリンピックを開催したらいいと。
2
 それを延長していきますと、私が平和に対する平和党の時からそうなんですが、最終的には地球議事堂っていう、そういう世界共同体の核になるものができたらいいなと思ってます。

(記者)ほかのありますか。

 あまりそういう都政から外れたことを長くしゃべるとご迷惑でしょうから。以上の3つですね。3点が政策のメインであります。

(記者)これまで選挙にお出になった時に、街頭演説っていうのはほとんどされてなかったかと思うんですけど、今回はそういった街頭での訴えというのはされる予定はございますでしょうか。

 選挙活動をする組織とか協力者とか正直言ってありません。無いに等しいですね。それで前回も若干、ほんの少しやった程度ですけど、今回もそういう動員する人数もいませんし、できないと思うんですが、できるだけその期間中、前回、前々回も仕事を中断するわけにはいかないんで、仕事の合間にやったっていうのが正直です。でも今回は仕事を休んで、風邪もひいてるし体力も大分若い時と比べるとずっと低下してますので、微力かもしれませんけど、可能な範囲でやりたいと思います。ただ一般の候補者のように車に乗って演説するって、そういうことはできないと思います。

 お粗末でしたがよろしくお願いします。      

◇        ◇        ◇

特集:東京都知事選挙2014
東京都知事選挙の選挙情報(1月23日告示、2月9日投開票)

関連ワード : 東京 都知事選2014