【政治家動画/青森県】
政治家tube 青森市議会議員 藤原 浩平氏 (2014/8/15 政治山)
<議員メッセージ全文>
- 名前
- 藤原 浩平
(ふじわら・こうへい) - 会派
- 日本共産党
- 生年月日
- 1946年9月7日
- 血液型
- A型
- 好きな言葉
- 生まれてくる子どもは、今よりきっと幸せになる。
- HP・ブログ
- なし
戦争の被害にあった父から学んだこと
日本共産党の藤原浩平です。よろしくお願い致します。私の今一番言いたいことを言います。私は、太平洋戦争が終わった次の年、1946年9月に生まれました。1945年7月28日、青森空襲があり青森市は焼け野原になりました。1千人以上が亡くなったこの空襲で、私の父は近くに落ちた焼夷弾で、背中から大腿部の後ろにかけて大やけどを負いました。瀕死の重傷でしたが、奇跡的に命を取り留めて、私がこの世に生を得ることができました。子どもの頃、銭湯でよく父の背中を流しましたが、ケロイドの背中は力を入れると破けそうで、怖くてなりませんでした。父の背中は、「戦争は怖いもの」ということを教えてくれました。
集団的自衛権行使容認に反対
私は、19歳の時に、侵略戦争に一貫して反対してきた日本共産党に入党しました。その根っこには「戦争は怖いもの、平和が大事」と教えてくれた父の背中があったと思っています。安倍政権が多くの国民の反対の声を無視して、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を強行しました。憲法9条の下では、海外で武力を使うことは許されないとしてきたこれまでの立場を180度転換し、海外で戦争する国に道を開く乱暴なやり方です。心の底から憤りを憶えます。集団的自衛権の行使とは、どういうことでしょうか。「自衛」という言葉があるので、国民を守ると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全く違います。日本が攻撃をされてもいないのに、同盟を結んだ国と一緒に海外に出かけて戦争をするということです。
とりわけ重大なのは、これまでできないとされてきた戦闘地域への派兵に道を開いたことです。武力の行使を目的としなくても、戦闘が行われている地域に送り込まれるとどうなるでしょうか?アフガン戦争の時、NATO諸国は、後方支援ということで参加を致しましたが、戦闘に巻き込まれ、青森空襲と同じ規模の1千人以上の犠牲者を出しました。日本の若者をこの道に引きずり込むことは、絶対に許してはならないと思っています。
日本はこれまでも自衛隊を海外に派兵してきましたが、他国の人を一人も殺していません。また、自衛隊員も一人も戦死していません。
憲法9条の下では、武器を使ったり戦闘地域へは行けないと、歴代の自民党政府でさえ、これに歯止めをかけてきていました。この歯止めを取り払うということですから、恐ろしい限りです。未来は若者のものです。若者を戦地に送る日本にしてはいけません。「海外で戦争する国づくりを許すな!解釈で憲法を壊すな!」、この1点で力を合わせましょう。
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※メッセージ全文は、学生団体「選挙へGO!!」が動画の内容を文字に起こしたものです。
読みやすくする目的で、文体を統一したり、改行を入れた部分があります。
この動画は、学生団体「選挙へGO!!」が青森市議会議員の皆さまを対象に、「任期4年間を振り返って」をテーマにした動画企画への協力依頼・撮影を行いました。
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