[名古屋市]子どものまち―なごや☆子どもCity2015― (2015/8/26 公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当)
子育て世代の転入促進や定住促進のために、子育て施策の充実をうたう自治体が増えています。待機児童の解消、中学生まで完全給食、医療費無料…がウリになるのでしょうが、親なら魅力ある子ども向けイベントが実施されるのも嬉しいですよね。
名古屋市の「なごや☆子どもCity」は、子どもたちが「子どものまち」で働いたりお買いものをしたりして、本物のまちさながらの体験をするイベントなのだそう。子ども実行委員会という組織を立ち上げて、子どもたち自身の手でイベント内容や会場レイアウトも長期的に企画するという何ともおもしろいイベント。子ども目線の企画だけあって、たくさんの入場者で賑わうようです。
自分のまちに無関心な大人が多いですが、子どもの頃からこうやって「まち」の成り立ちを考える機会があれば社会に出てからもまちに関わりたいと思える心が育まれるのかもしれませんね。
子どもたちを地域で育てる好例だと思います。
- [筆者]公共コミュニケーション学会 広報紙オープンデータ研究会 自治体広報担当
- [参考]広報なごや 平成27年7月号