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和歌山への移住を支援 「紀陽銀行」が行う3つの取り組み (2017/6/16 nezas)

地域に住む人々と常に連携し、地域の活性化を目指している和歌山県の紀陽銀行。「銀行をこえる銀行へ」を掲げ、「より多くの地域の人々に貢献すること」を目指している。

この紀陽銀行が展開している、金融教育や文化的活動について紹介しよう。

那智山青岸渡寺の三重塔と那智滝

紀陽銀行のユニークな取り組み 1.「お金(金融教育)」

和歌山県を地盤としている紀陽銀行は、地域の金融機関として地域のためのCSR活動を大規模に行っていることで有名だ。

まず、金融機関としての命題である「お金(金融教育)」の活動がある。たとえば、地元の中学生を対象にした職場見学の受け入れを行い、銀行の仕組みのレクチャーや本店のロビー、貸金庫の見学などを通して、学生へのキャリア教育を推進しているのだ。

そのほかにも高校生を対象に、より高度な金銭基礎教育プログラムなどを実施している。「MoneyConnection」に協賛し、NPO団体などと協働し認定講師による「働くこととお金」についての授業を行っているのだ。この授業では、一人暮らしにどの程度の生活費がかかるのかを考えたり、お金を使うことで社会にどのような影響があるかなどを考えたりなど、身近なお金について知る内容となっている。

最近では、「産業人材育成支援事業」の一環として、簿記や財務諸表の基本などや経営のメソッドなどの分野に関する講義を大学や高等専門学校で展開。金融機関ならではの、実践的かつ現場視点での金融キャリア教育として高い評価を受けている。

紀陽銀行のユニークな取り組み 2.「文化」

二つめに、「文化」活動だ。これは、紀陽銀行が創立100周年を記念して、1995年に設立した「財団法人紀陽文化財団」を柱として行っている。

優れた芸術や文化の普及を推進することを通して、豊かな地域社会の創造を目指して設立されたこの財団では、主にクラシックコンサートの開催をはじめ、和歌山県立近代美術館・博物館への学生(大学生)の入場料無料を事業として展開している。他にも、一般の市民の方を対象に、両館で開催される特別展への無料招待(場合により抽選)などの活動も不定期で行っている。

特に、クラシックコンサート「紀陽コンサート」は、この財団活動の主事業として毎年著名な演奏家を招き、クラシック音楽の名曲に触れる時間を提供している。1995年の初回からすでに20回以上の演奏会を重ね、毎年多くの市民に親しまれている。

また、和歌山城に隣接する和歌山県立近代美術館では、県ゆかりの美術品を数多く所蔵し、博物館と連携して地域の芸術振興に努めている。前述の「大学生の入場料無料」の催しは、毎月第4土曜日の「紀陽文化財団の日」に開催。若年層への芸術・文化分野の啓蒙活動を、積極的に展開しているのだ。

紀陽銀行のユニークな取り組み 3.「スポーツ」

「紀陽ハートビーツが地域を元気にすることを願っています」という思いで2011年、紀陽銀行はスポーツでのCSR活動として女子バスケットボールチーム「紀陽ハートビーツ」を結成した。

子どもから大人まで、多くの市民と触れ合う機会を設けているのが紀陽ハートビーツの地域貢献の特徴だ。紀陽銀行のCSR活動の大きな柱として、地域への感謝の気持ち、社会的責任と公共的使命のもと、「スポーツを通じて地域社会に貢献する」ことを目的に活動している。

国体や各種全国大会などチームとしての公的な試合参加はもちろん、市民へのバスケットボール教室の開催、地域の各種スポーツ大会などへの協賛など、活動内容はさまざまだ。

「金融教育」「文化」「スポーツ」、紀陽銀行のこれら地域に根ざしたCSR活動のような、地域企業の活動をみてみるのも、その地域を知る方法としておすすめである。

提供:nezas

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