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アジア経済成長の第3のエンジンは「日本」へ、黒田QQEの先行きに注目  株式会社フィスコ 2014年1月16日

英HSBCは最新リポートで、米国の量的緩和政策と中国の高度成長が縮小に向かう中、アジア経済の成長を後押しする第3のエンジンとしての日本の影響が重要度を増してきたとの見方を示した。

日銀の黒田総裁が打ち出した「質的量的緩和(QQE)」は歴史的な金融刺激策となり、米国の緩和縮小(テーパリング)の穴を埋めるほどの流動性をアジアにもたらす可能性があるという。

HSBCの試算によると、日本の銀行がもたらすマネーの量は、東南アジア向けだけでも600億-1400億米ドルに達する見通し。

一方、英フィナンシャル・タイムス(電子版、15日付)ではQQEがもたらす3つの帰結についてシミュレーションを展開。 QQEが機能した場合は持続的な2%物価上昇が実現し、経済成長率も1.5%に上る可能性が高まる。ただ、QQEが尻すぼみになればインフレ率は再びゼロ近辺に回帰する危険性がある。

さらに悪いシナリオでは、インフレの管理不能、金利急騰、資本逃避という「アベノミクス」が「アベゲドン」に変化する恐れを記事は指摘している。 <RS>

株式会社フィスコ
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