政治から読み解く【経済と日本株】:維新の会今井氏「中国人民元の行く末は?」  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   フィスコ    >   政治から読み解く【経済と日本株】:維新の会今井氏「中国人民元の行く末は?」

政治から読み解く【経済と日本株】:維新の会今井氏「中国人民元の行く末は?」  株式会社フィスコ 2013年11月21日

関連ワード : 中国 今井雅人 金融経済 

維新の会今井雅人衆議院議員は、「昨日も紹介したが、中国人民銀行の周小川総裁は、外国為替市場での通常の介入を基本的に停止し、人民元相場の許容変動幅を拡大すると発表した。人民元をドルに代わる世界の基軸通貨にしようとする壮大な計画の一環だと、私は考えている。」とツイートしている。

中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は19日、人民元の柔軟化と市場実勢に基づく相場形成に向け、人民元の変動幅を緩やかに拡大する方針を示した。この内容は中国共産党中央委員会第3回全体会議後に公表された文書で確認された。周総裁は定期的な為替介入から段階的に脱却する方針も示している。

20日には中国人民銀行の胡副総裁が「金利と為替は自由化する必要がある」と述べており、中国は市場実勢に基づく相場形成に向けて動き始めているとの見方。人民元の変動幅を拡大することは何度か実施されたが、中国人民銀行総裁が為替介入を段階的に縮小することに言及したことは注目に値しよう。

中国は人民元相場(対ドル)を一定の範囲内に収めるために、人民元売り・米ドル買いを継続的に行ってるが、ドル買いを段階的に縮小することはドル安・人民元高になることを容認していることとなる。また、中国がドル買いを縮小すると米ドルの外貨準備は増加せず、米国債の購入も減ることになる。中国が動けばアジアの他の中央銀行も追随する可能性があるが、仮にそうなった場合日本はどうするのか?ドル安進行が日本株への大きな重しとなるかもしれない。 <MT>

株式会社フィスコ
株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。
関連ワード : 中国 今井雅人 金融経済